まだ肌寒い早朝に分校を出て、朝からあっつあつの東京に戻ってきました。
頭がボケボケなのは暑さのせいもありますが、考えすぎていたせいで大事なことがぼんやりしてしまったのでしょう。
分校で陰ヨガの話をしていて毎年「夏の疲れをとる陰ヨガ」をやっていたことを突然思い出しました。暑いですから、かなりの確率で内臓が疲れているはずです。9月6日(日)10:30〜です。9月に入ってしまいますが、たまに起こる陰ヨガミラクルでシャキーーンとカラダが調いますように。
分校ステイではアシュタンガの練習生中心のときは陰ヨガ、非アシュタンギのゲストにはリストラティヴヨガを取り入れてみました。こういったリラックス系のクラスのときは部長に巡回してほしくないのですが、ゲストがいると部長はウホウホで濃厚接触したがるため、強制的に押さえつけたりしていました。
しかし、だんだんと私も分校ステイで部長を操るのがうまくなってきて、つい先日の回ではごらんのとおり一緒にリストラティヴヨガをしてもらうまでに至りました。
部長用のプロップスがないので、お好きなポーズをしてもらいましたが......。
分校にいるとやはり3時にお目覚めになる部長です(東京では5時近くまで寝ている)。
そのまま放っておくと静かな坐禅タイムが台無しになるので、3時にフードを差し上げて二度寝していただきます。が、今度は満腹になってずっと寝ているので、涼しい時間に散歩に行けなくなってしまうという問題が出てきました。そこで、3時のフードを半分にしてみたところ、ちょうどいいタイミングで起きるようになったのです。散歩から帰って残りの半分をあげると再び寝るので、マイソールの時間に寝ていてくれます。
トイレ・ごはん・散歩を調整するとニンゲンの都合に合わせてイヌを操れることがわかり、ほくそ笑んでおります。
そういえば、manipulateという言葉は(誰か・何かを)操るという意味ですが、私はなぜかこの単語に「悪の組織に連れ去られた善人が体内に何かを埋め込まれて悪いことを行う」的なイメージを植え付けていたのでした。007の影響?
インドで骨折して接骨院で診察してもらったとき、ただでさえ初めての骨折で不安な上に、レントゲンを普通にその辺で、ほかの患者さんが向こうのベッドに寝ているところで撮ったりしているので、ここで大丈夫か? とビクビクしていたわけです。とインド人の先生が英語で「それじゃあ今からmanipulateするから云々......」と言うではありませんか。私の不安は最高潮に達しました。「ヤバイ、このままでは人造人間にされてしまう!」と。
で、そこに連れていってくれたイギリス人に解説してもらってわかったのですが、manipulateというのは整復のことだったんですね。ぐいっと骨を元の位置に戻すことでした。まあ、それは人造人間にされなくても、それなりに恐怖と痛みを伴う「操作」でしたけどね。
そのときの何されるんだ?とビビった自分を思い出すと今でもおかしくてたまりません。冷静なときなら意味が想像できるのでしょうが、不安は妄想を育てるものだということがよくわかります。
ヨガではよく蛇とロープのたとえとして語られるのですが、不安に思っているとただのロープが蛇に見えることはよくあります。
先日、分校にクマの糞があったと書きましたが、それ実は石だったのです。
ちょうどゲストにそれを見せた翌日、打ち合わせに来た管理会社の人に「これってクマの糞ですよね?」と確認したところ、じーっと眺めたあと「これ浅間石ですよ」と言って木の枝でツンツンしてからつかんだら、やっぱりただの石でした。
うっそー。
だって、インターネットで調べたクマの糞にそっくりでした。食べたものによって色が変わると書いてあったので、黒いのは何を食べたんだろうねえと話していたのでしたが......。でも考えれば糞だったらハエなどがたかっていただろうし、夏だから日に日に分解されて形がなくなっていったはず。ピッキオのおにいさんに出会ったり、クマ出没騒動があったりして、あまりにも条件が合致していたので信じてしまいました。
意外とだまされやすい性格なのかもしれません。思い込みもけっこうあるのかもしれません。明日から大丈夫でしょうか、ちゃみこさん。
大丈夫であってもなくても、23日はギーター、30日はスートラ、そして9月6日は陰ヨガを行います。いずれも予約が必要です。ご参加お待ちしております。
www.chazenyoga.com