CHAZEN三昧

アシュタンガヨガと禅のある毎日

禅と仏教

目指せBeTuber

本日はベルリンの星覚さんによるオンライン坐禅会でした。 ステイホームだった5月にできたらよかったのですが、そのときは私の準備が整っておらず見送りに。「オンラインで坐禅ってどうよ?」 はじめは私もそう思ったように、参加をためらう人もいましたが、…

仏に会いに行く

東京都で休業緩和対象として真っ先に挙げられていたのが美術館。 ちょうどブツゾーを見たくてたまらなくなっていたところだったので、昨日から再開したばかりの国立博物館へ。入場制限&ソーシャルディスタンスは静かに鑑賞できるチャンスだから願ったり叶っ…

みんなでひとつ

どこの国でもトイレットペーパーの買い溜めになるのを見てびっくりです。インドの人たちには意味がわからないでしょうね。しかし、トイレットペーパー争奪戦はまだかわいい。アメリカでは暴動に備えて銃が売れているそうですから。 そして、ウイルスに関連し…

汚いから掃除するのではない

非常時には特に極端に走らないことが肝要である。パニックになって必要以上に怖がることも、世の中騒ぎすぎといって軽視することも避けるべき。どうしたらいいのかわからないときは、まず落ち着くために呼吸を調えて、アシュタンガの練習なり瞑想や坐禅なり…

今こそアシュタンガと禅の出番です

企業で時差出勤やリモートワークの対応が進んでいるため日曜のマイソールが混むかもしれないと思い、本日のマイソールは前半7時半、後半8時半以降に来てもらうようお願いした。案の定出席率が高くて前半が満員、後半に来た人は空き待ちとなったものの、部長…

暴走宣言

以前より一度お話を聞いてみたいと思っていた南直哉さんの講座へ。 直哉さんは永平寺に長く安居されていたお坊さんで、その当時はダースベイダーの異名をとる厳しい先輩僧だったらしい。時としてたいへん難解なことをおっしゃられるため、仏教かじったばかり…

差別と偏見について考えたら思い出したこと

見た目問題に関する写真展を見に行った。差別と偏見について考えた。 偏見とはなんであろうかと考えた。浮かんできたのは、脳性まひだった父の弟のこと。 生まれつき体が不自由で、後半生は寝たきりとなり、祖父母と前後して他界した叔父は、おじさんという…

つながることの喜び

昨日「インド思想とヨガ、そして仏教」の座学クラスを終えたら、夕暮れには疲れて眠くなり今朝はアラーム鳴っても起き上がれないほどだった。どうやら「気」を使い果たしたとみえる。つい2週間ほど前に思いついてから、今私が最も伝えたいことをどういう形で…

コトバという便利で不便なもの

CHAZENのヨガ哲学や禅のクラスは単なるヨガ人の教養や知識として行っているのではなく、プラクティスを通して私たちが向かうべき方向を間違えないよう、古代から伝わる教えをコトバを介して伝えようとする試みである。もちろん、その理には知りたいという好…

CHAZEN学園

知れば知るほどそのすばらしさに気づくようになった佐保田鶴治先生のことは、昨年何度か記事にしたのを記憶している方もありましょう(言葉遣いが佐保田調に......)。chazen.hatenablog.com その佐保田先生が「ヨガは宗教か」について語られている中で、ヨ…

ヨガと禅の間

日本の学者先生が書かれたインド思想方面の本を読んでいると、必ずや仏教との関連に言及されるのが興味深い。ウパニシャッドに関する本に、「自己(アートマン)が不生不滅、常住不変であるというウパニシャッドの記述に関して、それがお釈迦様の説いた非我…

成道会と食べる禅の会

先月いただいた刺し子のパッチワーク、参加者の名前リストに「星覚」の文字を見つけたときは、のけぞって笑った。この夏は星覚さんとは一度坐禅会をやっていただいたきり会えずじまいだったのだが、快く縫ってくださったばかりか、自ら届けにきてくださった…

無念無想ということ

「無念無想の境地とはどういうものですか?」坐禅会でよく出る質問です。無念無想になれないから私はダメとか、無念無想の境地に興味津々とか、坐禅を習ったら無念無想になると思っているとか、人それぞれにこの言葉を意識しているようです。 私自身の経験で…

二つあったら迷いになる

民主主義の現代日本においては、好きなように自分の生き方が決められる。職業も、結婚も離婚も、子どもを持つか持たないかも、自由意志で選ぶことができる。もしその選択の自由がなかったとしたら、私などはもう暴れまくって抵抗したに違いないと思うのだが…

人の話を聞くという布施行

先日の茶禅会での私の布施行は「話を聞く」というもの。これまでは何かを話すというお布施だったので、人の話を聞く側になる修行をしてみることにした。常にみなさんの話を聞きたいと思っているのだけど、あまり自分の話をされない人が多いのだよね。もし私…

ヨガは宗教か

「体を動かしたいだけならホットヨガのほうが安くていいぞ」 ちょっと前、一日一語の掲示板にそう書いておいた。これけっこう本気でそう思っている。というのも、フィットネス的なヨガをしたい人に、決して安くはない月謝をいただくのは申し訳ない気がするの…

8度目の3.11がめぐってきた

もう8年にもなるのか。 朝一の坐禅を早めに切り上げて、犠牲になった方たち、今も苦しんでいる方たちに思いを馳せて読経。誰かのために祈るときの定番となった「念彼観音力」の普門品偈などいくつかを読みながら、被災した人たちの味わった恐怖、寒さを思う…

春と修羅の摂心

ふと、なんなら一人摂心ができそうな気がしてきたので、ムーンデイを利用しての一日集中摂心を決行。摂心といってもわりとユルいものから、泣きそうにキツいものまである。一人でやるということは、簡単に挫折も可能である。途中でゆっくり休憩なんかしたら…

おへチャは、おへチャで、おへチャ仏

今月3回目の平日茶禅会、茶禅会としては今月4回でお寺さん並みの頻度です。お布施としたことで、心置きなく、じゃんじゃかやれます。金銭的な利益がなく、義務も義理もない布施行だと思うと、こんなにも明朗な気持ちでできるんですね。私自身の修行ですから…

クソの役にも立たん

本日の一日一語。 慣れた坐禅はクソの役にも立たん。いつでも真新しの坐禅をしなければならぬ。 昨日この言葉に行き当たったとき、背中を打擲された気がした。まるで不意打ちの警策のようにズシンと響いた(不意打ちの警策はありませんが)。自分の慢心を思…

本来無一物

過日、星覚さんの書いた「本来無一物」のカードを一日一語として出しておいたら、CHAZEN生たちから「なんと読むのか?」「どういう意味か?」と質問された。おっと、こいつはうっかりした。読み方は<ほんらいむいちもつ>、意味は、CHAZENに貼っておいたカ…

布施行はじめます

ごく一般的な葬式仏教文化で育った私は、仏教について学ぶまで、お布施というのはお坊さんにお経をあげてもらったり、法事を執り行なってもらったりしたときのお礼だと思っていました。多くの人にとってこれが共通認識ではないかと思います。しかし、本来の…

星覚さんのサシガネであった

世の中は、目に見えないものに操られているのであーる。 昨日、星覚さんに「実は昨日澤木老師の本を買って......うんぬんかんぬん」と先日のブログに書いた話をしていた。chazen.hatenablog.com ......ら!実はあの本、星覚さんの提言でできた本だって。いや…

「一日一語」始めます

シュー部長を散髪に預けて有楽町へ。 ムダに歩いてムダな物を買わないよう本屋をのぞいてたら、『禅に学ぶ人生の知恵 澤木興道名言集』ディスカヴァー刊が目にとまった。今はとにかく本を増やしたくないので、この手の二番煎じ的な本は買わないことに決めて…

新しい年に

ヨガというのはただのいのちとなって「今ここ」に存在するプラクティス。 ですが、ま、私自身がなっとらんことを痛感した出来事がありました。今日のギータークラスで輪読の際、「落着き」を「らくがき」と読んだ人がいて、一瞬納得したあとに「ん?」......…

即効性最強のマントラ

♪タリラリラーンのコニャニャチハ。きょうもノーテンキなちゃみこ&シューでございます。 きょう図書館で禅関連の棚を見ていたところ、『これでいいのだ』という野口法蔵さんの書いたちっさな本に気づいた。3年近く前に参加した法蔵さんの主宰する坐禅断食の…

仏となるに、いとやすきみちあり

ホリデイシーズンとなり、今朝はイギリス在住の方がマイソールに参加してくれた。シュー部長に会うのが楽しみだったのですって。部長、案外というかまったく意図せずにだけど、国境を越えて営業活動しているわね。そういえば、働き方改革などでお正月の営業…

仁義なき戦い

昨年から禅やインド思想のクラスに参加するようになったO嬢は、その影響で、実家に帰れば家族から「仏様のようになった」と言われ、学会発表に際しても緊張することなく、いじわるな質問にもさらっと対応できるようになったという、気づきの名人である。O嬢…

食べる禅WSと坐禅会

どんな方でも気軽に禅の体験を、ということならば、坐禅よりも、身近な食事を通じた「食べる禅」でしょう。というコンセプトでワークショップを企画したのだけど、なぜか初めての方に敬遠されて、集まったのはいつもの禅のメンバーさんたち。北から西から福…

坐禅と玄米にたいした違いはありません

伝えたいことがありすぎるのは、自分自身の未熟さゆえ。 自分が実践し、ただそのように生きていればおのずと伝わるはずだけれど、半人前だから言葉を使って、なんとか伝えようともがいている。言葉に定義はあるけれども、伝わるニュアンスはひとそれぞれ。 …