CHAZEN三昧

アシュタンガヨガと禅のある毎日

作務という瞑想

「ここはよー、ヨガ教室なんだってよ。半分ずつやるしかないな......」

昨日の朝、最後の数人が練習しているとき、外壁補修の足場で職人さんが話している声が聞こえてきた。すかさずベランダに出て、工事の内容など聞き込み調査をする。次の工程はベランダの防水工事でコンクリートのところを塗るという。でも、植木鉢も移動してもらえるということで段取りの心配なし。

先日の塗装工事に際しては、植物を外廊下に仮置きさせてもらっていたのだけれど、なんとユーカリがほぼ全滅。お水はあげていたけれど、日当たりと風通しの問題かもしれない。気がよくなかったのだ、きっと。ユーカリはいちばんのお気に入りだけに無念なり。

でも嘆いても仕方ない。きっとベランダの植物をリニューアルするときがきたのだ。最初のころ、よくわからなくてただジャングルみたいにしたいと思っていたから、気に入らないところもあるので、思い切ってここも改革だ。

ちょうど涼しくなってきたこともあり、大掛かりな植え替え&統廃合に着手。ちょうど今日が不燃ゴミの日なので、陶器の鉢を出してしまおうと、どろっどろになりながら作業する。本日はそのまた続きの肉体労働デー。

土をふるいにかけたり、石を洗ってより分けたりするのは結構楽しいかもしれない。私はオフィスでひたすらコピーをとったり会議の資料をつくったりするような単純作業はかなり苦手なのだけれど、泥をいじる単純作業は嫌いじゃないことに気づく。むしろ、子どものころのどろんこ遊びのように夢中になれる。

偉大なる作務よ、用務員業務よ。
カラダを動かして何かをするのは、とても瞑想的な時間である。

そうなのだ。オフィスの仕事には肉体労働が含まれないから、みんなストレスがたまるのだ。用務員業務がある職場なら、すごく腹立たしいことがあったときに、外に出て石を洗ったり、草刈りをしたりすると瞑想効果でいい精神状態が保てるのにな。

先日の茶禅会で「職場でイラっとしたら、とりあえずトイレに入って、アンジャリムドラー(胸の前で合掌)でゆっくり呼吸するといいよ」などと話していたら、某嬢は、そういうとき、なにか決められない事項があるときは、仕事場の掃除をするのだそう。それはナイスアイデアだ。でも、普通のオフィスだとお掃除は業者さんまかせだからそういうことができないよね。

あ、だからみんな朝練してるのか。

なんだかミョーに納得してしまったどろんこ大好き用務員さんであった。


蛇足ではございますが、部長室もリニューアルした。
かぼちゃハウスをリノベーションした「みかんハウス」。

f:id:chazenyoga:20180919202634j:plain
リフォームではなくて、リノベーションよ

f:id:chazenyoga:20180919202639j:plain
けっこう気に入ってくつろいでる