マイ田んぼのSOSA PROJECTでは、毎月第一土曜日に地域の草刈りや木の伐採など環境整備をお手伝いする里山活動を行っているのですが、遅ればせながらCHAZENもきのう初めてその活動に参加してきました。
ボランティア活動は人気ないと思いきや、カルマヨーガの志願者がちゃんといました。それも、今までの田んぼ活動に参加したことのない人たちが。稲刈りなど田んぼ作業のおいしいところは終わってしまったのに！
それだけでも私の機嫌がかなり上向きだったのですが、実際にきのうはめちゃくちゃ楽しかったのです。
台風後の蒸し暑さがきつい一日でしたけども。
CHAZENチーム4名に割り当てられたのは、田んぼ周辺の草刈り。ここでなんと、ガソリンで動く草刈り機を使ったんですよ。まさかこれを自分が使う日が来るとは......。
ぶるん！と紐を引っ張ってエンジンをかけると、サーっとおもしろいように草が刈られていきます。かなりうるさいし、ずっとやってると手もびりびりしてくるのですが、ある種の爽快感が得られます。慣れてきたら、途中でやめられなくなって、きょうは筋肉痛。私の姿はまるで地元のオッチャンみたいだったそうです。もういつでも田舎で就職できるかも。
2時間ほど、草刈り機担当と鎌担当を交代して草刈り三昧。
お昼は、地域のみなさんが作ってくださった豚汁と羽釜で炊いたごはんのおにぎり。こういう素朴なごはんこそ最高にぜいたくでおいしいとつくづく感じます。
お昼をご馳走になったあと、CHAZENの2名は枝豆ゲットツアーに出発。私とO嬢は脱穀＆天日干しの作業へ。
......とまた体験のチャンスがやってきました。今度は脱穀機の運転。
次はO嬢の番......。
稲刈りの終わった田んぼにブルーシートを広げて、脱穀の終わった籾を天日干し。
先週の、猛烈な台風の風で私たち田んぼ一年生のオダは全壊したそうで、スタッフのみなさんが復旧してくださったのですが、どの稲も長雨と台風を経てくたびれているように見えました。復旧作業もたいへんだったと思います。前日も雨が降っていたので、また濡れて......。
しかし、CHAZENの稲と籾はお持ち帰りしてJ嬢の家で干していただいたので乾燥しており、このあとお米の水分量を計測してもらったら、即合格。
やったー！ これで上がり！
枝豆ゲットに行っていた二人も戻ってきたので、籾を袋に戻して、お先に失礼しまーす！
来週末、玄米にしたものを受け取りに行きます。
いやー、よく働きました。
暑くて、朝練並みに汗をかきましたが、首尾よく工程を終えることができて一安心です。それに、メンバーの組み合わせが斬新で、往復の車中のおしゃべりも盛り上がり、盛りだくさんのてんこ盛りな一日でした。
帰ってきて思ったのは、カルマヨーガの極意は自分がそれを楽しむことだなと。
昨年からの「役に立ちたい願望」は、みごと空振りした感が大きいのですが、それは思いが先行したからかもしれません。そういう目的意識をちょっと脇にどけておいて、「その行為自体を楽しんでいたら、結果的に誰かの役に立っていた」くらいだと、いい形でカルマヨーガを実践できるように思います。
人間は、つい「私がこれをした（から、誰かが恩恵を得た）」という風になりがちですが、「私」が前面に出ると、それはただのエゴ活動になってしまいます。極力「私」を消して行うのがカルマヨーガなのですね。
そして「誰かのため」と考えてやっていることも、よくよく考えてみると自分のためだったりします。それでいて、その誰かの反応がないと落胆したり、腹を立てたりするのです。「行為の結果を期待することなかれ」というのは、ギーターで説かれる最高の教えだと思っています。行為そのものを楽しめれば、それ自体がある意味ごほうびになって満足できるのかもしれません。
こんなちょっとしたヒントでも、ものごとはうまく流れるようになるものです。
続きはぜひCHAZENの座学クラスでどうぞ。
