ついに玄米をいただく日がやってきました。田んぼ一年生の収穫祭です。
「一年生」って言葉の響きいいですねえ。このトシで一年生って呼ばれることまずないですもん。
会場は、いつもお昼を食べていた広場。
まずは釜炊きごはんの仕込み兼レクチャーから始まります。
炊いている間、参加者ひと組ずつお米を受領して収穫高を発表し、感想を述べていきます。
収穫したお米はいちばん多い人で18キロ。少ない人は数キロでしたが、SOSA PROJECTのほうでおまけをつけて最低9キロになるように配慮されていました。CHAZENは二区画で23キロでした。田植えの際に勧められた1本植え、そうは言われても不安になって何本も植えた人は収量が少なく、1本植えを実行した人たちは収量が多かったようです。
そもそも収穫するお米自体にはあまり関心がなかった私なのですが、ほぼ似た条件でもこれだけ収量が違うのを目の当たりにすると、急に闘志が燃え上がってきて、来年は工夫してたくさん収穫してやるぜ!という欲望が生まれるのを自覚しました。オーマイブッダ、苦しみの芽生えです。ちーん。
さて、お米も炊き上がり、ポットラックパーティの始まりです。
ところで、数日前、余興タイムにヨガでもということで、1) 癒し系ヨガ、2) ドM系ヨガ、3) 坐禅のどれかをやりますとお返事しておいたら、みなさんドM系ヨガがかなり気になっていたようで......。
そちも好きよのう。
笑笑
野外で太陽礼拝でもやって、「うわっ、なにコレきっつー! でも気持ちいー!」というドM系もよかったのですが、何しろもう飲んで食べているのでそりゃ無理です。で、陰ヨガ系ゆったりポーズをちょこっと。
うーん、めちゃ反応がいい!
やはり田んぼやってみようという人たちだけに、感じる力に長けているのでしょうかね。それぞれのエネルギーがひとつになって大地に浸透していったような感触......。自然の中ならではの、うっとりするような時間でした。
同じ田んぼ一年生のお仲間が、全部汲み取ってヨガのレポートしてくださったので、詳細は受講者目線でどうぞ。
あとはもう、ですねー、上のブログに書いてあるとおり。楽しすぎますた。
赤いお薬をほんの少々いただいただけなのに、そのまま朝までもいられそうなほどノリノリに楽しんでいた私。
プレイヤーの前にかぶりついて動画を撮っていたのですが、一緒に歌い、バカ笑いし、イェー!とか叫び、ツッコミとかヤジとか飛ばして、下品なオヤジになりきっている自分が音声に入っていて、ほんとにもうしょうがないなあと思いつつ、ニヤニヤ反芻したり。
これはきっと一年生ならではの楽しさ。すべてが新鮮ですべてが学びで。
来年は取れ高を気にして欲望の塊になってるかもしれませんからね。(コラコラ、きのうのギーターの学びはどこへ行った?)
それにしても、いかに屋外であっても、こんなに思いっきり歌ったり叫んだりしても誰にも迷惑かけない場所ってめったにありません。大人が歌いまくる向こうでは、子どもたちが野原を駆け回って嬌声を上げていて、ああ日本にもこういう場所がまだあるんだなあって、しみじみ思ったり。
自分が、というよりCHAZEN生にとっていい経験になると思って始めたお米作りですが、自分がいちばん影響を受け、いちばん楽しんでいたという結末。またしても、意図せずに導かれているような......。
さあ、来週はCHAZEN内での収穫祭。
おいしいお米を味わっていただきますよ。