先日の星覚さんワークショップにて、自己紹介した人が「仕事を辞めまして......」と言ったところで、星覚さんが間髪を入れず「それはいいですねえ」と。
仕事を辞めてほめられるってそうはないでしょう。
一昔前なら仕事してないと社会的にかなり立場が弱かったよね。プー太郎って言葉もあった。今だってたいていの人は、それでどうするの? 仕事してなくて大丈夫なの? というリアクションになるはず。
でも、ここでは賛同してもらえる。というか、むしろ奨励される。
もちろん、仕事を辞めることはすなわち労働を止めるという意味ではない。ここで奨励されるのは、お金に縛られる生活からの解放という意味においてだ。
さきほど「人生フルーツ」のつばたさんの本を読んでいたら、しゅういちさんが木のプレートに書いた言葉が目にとまった。
お金より”自由時間"
まったくもってそのとおり。
今年田んぼをやったことで、ますますこの言葉の意味が深く刻まれた。来年のテーマは、たぶんこれに尽きるような気がする。マイノリティではあるが、世の中的にもその動きは着実に広まり始めていると思う。
明日のおやつははっさくです。
部長との社員旅行で泊まった宿には、みかん畑の散歩道があって、みかん狩りをお楽しみくださいと書いてある。はっさくをひとつ拾って食べてみたらおいしかったので、おみやげにいくつかもいできたよ。
自分ちの庭に果物がなってたらいいなあ。好きなときにもいで食べたり、人に差し上げたり。まさに人生フルーツ的な暮らし。
ざぼんも実っていたけど、犬連れ電車旅なのであきらめた。車だったらきっと欲張っていたに違いない。