CHAZEN三昧

アシュタンガヨガと禅のある毎日

テマエ三兄弟

本日は第4回侘び飯の会。

今回のご飯がいちばんおいしく炊き上がった。たぶん、参加者が少なかったのでお米を半合減らしたからだろう。それだけでぜんぜん違う。半合の差でたいへん味わい深くなった。

味噌汁も前の3回の経験を糧にしてそれなりにうまく仕上がったし、五観の偈のときにあーだこーだ言わないことも学んだし、稽古を重ねた末の、侘び飯亭主としてやっとつつがなくお点前ができた気がする。

そのせいか、きょうの参加者はこれまでの回より少なかったのであるが、おいしい! コールの大サービスをちょうだいした。味噌汁のおかわりも最後の人は鍋を逆さにしてまで完食してくれた。ぬか漬けもあわや器を洗う分が足りなくなりそうなほど食べていただいて、亭主冥利に尽きますなあ。

なにごとも回数を重ねることで、より自然にできるようになるものだ。定期的に開催して、侘び飯道を探究してみたくなった。


それはそうと、ぬか漬けと玄米は絶妙のコンビネーションだ。
白米は洗練されすぎていて、ぬか漬けの田舎くさい美味さが引き立たない。自分で漬ける前はそういうことを感じなかったのだけれど、今は白米でぬか漬けを食べると、きれいにメイクしてヨレヨレのジャージを着るような気持ちになる。

よく言われることだけれど、玄米の栄養分や繊維の豊富さは卓越している。白米のGI値88に対して玄米は55。同じ米なのに違う食品のようだ。私は消化の問題があって、しばらく白米中心に食べていたのだけれど、消化問題はマインドフルに食べる=よく噛んで食べ過ぎないことで改善していきたい。ぬか床持ちになったからには、玄米を食べるのだ。

手前味噌、手前ぬか漬け、手前玄米......のテマエ三兄弟で侘び飯のオテマエ。

単なる思いつきだったけど、これはなかなか深いかも。
テマエ三兄弟、いけそうなところからお試しあれ。

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彩り的に味噌汁の青物をあとのせにしてみた