CHAZEN三昧

アシュタンガヨガと禅のある毎日

歩んできた道のりを実感するとき

スートラクラスの船は、第二章の難所真っ只中を進んでおりますが、もはやクルーたちにとっては難所とはいえない模様です。今や、どんな浅瀬や急流も、すいすい手慣れた舵さばきで乗り越えられる。

それで、ほとんどはギータークラスからの持ち上がりですから、ここらでギーターに戻ってみようかということで、本を持ってきてもらい、今学んでいる内容に関連したことがどうギーターに書いてあったか、振り返ってもらったのです。

そうしたら、当然のことながら、みなさん「あの、難しくて???だったことが今ならわかる!」と喜んでいる。私は、うんうんそうじゃろそうじゃろと、孫の成長を目を細めてみているおぢいさんのようにうなずいていたのでありました。

これがまさしく長く続けてきた結果なのですね。
アシュタンガの練習でもそうですが、短い期間では変化が感じられなくても、長い期間ただやっていると、ある日ある時あきらかに以前の自分とは違っていることに気づいたりするわけです。

今まで見えなかったものが見えるということは、たいへんな喜びであり、修行の励ましであります。今までは同じものを見てもそれとは認識できなかったことが、今ははっきりとわかる。これが学ぶことの醍醐味でしょう。

ヨガは知識ではなく実践です。
それでも経典を学ぶことの意味は大きいと思います。それはヨガをやるならこれくらい知っておくべきという知識ではなく、何がヨガなのか、この練習を通して自分は何をしているのか、何を指針にして練習するのか、そういうことがわかるようになるからです。

ヨガの経典を学ぶことの重要性については、きょうも話題に上った、すてきな佐保田先生のおっしゃっていることを引用しておきます。

ところで、ヨーガをほんとうに理解するためには、ヨーガの根本経典について学ばねばなりません。セコンドハンドの知識では、ヨーガを深く理解することはできません。根本経典について究明し、省察することによってヨーガの真髄を知ることができます。ヨーガの真髄をとらえることができてこそ、ヨーガの適用に自在を得ることができましょう。
佐保田鶴治著『ヨーガ根本経典』平河出版社刊 より


まずは実践であるアーサナの練習をどうぞ。
少し慣れてきたところで、もしくは興味の出てきたところで経典を読むことをおすすめいたします。
ただし、おそらく最初は意味不明で、ナゾだらけの、退屈なものにしか感じられないと思います。そういう場合は仲間とともに学ぶのがいちばん。どうぞCHAZENにいらしてみてください。

何から始めたらわからない方へ
2月の「ヨーガ・スートラ入門」へどうぞ。また、「バガヴァッド・ギーター」は、はじめにざっくりインド思想について知っていただくのに適した内容です。3月に新しい期がスタートしますので今が絶好のチャンスです。

www.chazenyoga.com

その他もろもろ、お気軽にメールでご相談ください。

より多くの方がこの「眼が開く」よろこびを実感できますように。
今年も地味にクラスを続けていきます。

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脚のカットがプードル風......って、言っとくけど、わし正真正銘プードルやから。ミックスとかいわんといて