11月以来の入門講座ヨーガ・スートラクラス。
初参加の方が3名で、ビギナーズマインドてんこ盛り。それだけでも私のツボなのだけれど、そのコメントがもうストライクゾーンど真ん中で、ちゃみさん大喜びで破顔がとまらず。ちぎれるほどの尻尾フリフリしてたらしく、自分としては普通に話しているつもりなのだけど、私が発言するたびに古参たちが大笑いしてる。
何がうれしかったかって、ビギナーズのみなさんのコメントが心から発せられた言葉だったからなの。ありがちな当り障りのないコメントではなくて、ほんとうに感じたままを話してくれたこと。その素直さにグッときてしまったのでした。さらには、そういう雰囲気が伝染したように、以前からの人たちもまた心から思うことをシェアしてくれて、いやもう、すばらしすぎて言うことなし。
もしかしたら、これが「伝わる」ってことなのかも。
以前からよく書いているように、私はどうやったら伝わるかということを長年のテーマというか課題にしている。きょう、伝わるということは必ずしも私が説明した教理を理解してもらうことではないような気がした。たとえ経典に書かれている内容が難しくて理解してもらえなかったとしても、大事な「何か」が通じているということが伝わるということではないかと実感している。
それが智慧なのかもしれない。
一部の人はヨガ人としての教養や知識のために経典を学ぶと認識しているおそれがあるが、そんな丸暗記するような知識など、むしろ修行の妨げにしかならない。必要なのはそこから何を汲み取って、どう生きるか。インドの思想から学ぶものは、知識ではなく智慧なのだ。
3月から新しいバガヴァッド・ギーターのクラス、4月から新しいヨーガ・スートラのクラスがスタートします。アシュタンガヨガの朝練をすることで、私たちが目指すところ、目指す境地はどこにあるのかを理解して、練習をより楽しく深く味わいましょう。
ちょこまかちょこまか部長のパトロールがうるさいので、スリングに入れて抱っこ。忙しくなってきたらミノムシちゃんに。にゃははは。
