もはや日常レベルでは腕の痛みはまったくなくなり、アーサナ練習もひとつ、またひとつとできるポーズが増えてきているが、今朝練でちょっと色気を出してお尻を持ち上げてジャンプスルーを試みたところ、右腕に痛みが走った。足を低い位置で水平的に移動させる分には痛みを感じないが、腰を高い位置まで上げようとすると痛い。
これだな。
となつかしい痛みを感じて確信した。たぶん、骨折後のひどい五十肩の元凶がこの痛みなのではないかとみている。アームバランス系で酷使した肩周りの筋肉が限界を超えてしまっていたのだと思う。そこへきて骨折で動かせなかったり、片腕だけで無理にアジャストなどをし続けたために、最悪の状態になってしまったのだろう。
身体を痛める練習の仕方をずっと続けていたゆえの......。
アシュタンギとして、またヨガ教師として、いろんな実験を重ねてきた私ではあるけれど、達成を求めてガツガツ練習することにはあまり意味がないなと今の私は思う。若くて身体能力が高い人をのぞいて、ほとんどの人はそんなにたくさんのポーズをマスターしなくてもいいような気がする。精神集中というヨガを達成するための健康な土台ができればいいのだから。
でも、楽しいからついいろいろやりたくなってしまうのがアシュタンガヨガなんだよね。
楽しいからつい......といえば、10月に痛めた左の股関節とハムストリングスがいまだに治らない。暖かくなってきて少しラクになったものの、2月ごろはひどく悪化して満足に練習ができなかった。こんなに長引くなんて......。
実はこのケガは、お山での練習が楽しすぎてうっかりムーンデイということを忘れ、あろうことかできもしないインターミディエイトの練習をしてしまったときのもの。
冬みたいな寒さなのに、エーカパーダシールシャーサナで肩の後ろにかけた足を、首を後ろに傾けてぐいぐい押してしまったという愚行の結果なのだ。かつてムーンデイのケガは長引くという話を耳にしたことがあるけれど、まさにそれ。もはや大した練習はしてないから鍼などで積極的に治療してないというのもあるのだろうが、半年以上になるからね。
よい子のみんなは決してマネしないようにしてね。