CHAZEN三昧

アシュタンガヨガと禅のある毎日

星覚さん坐禅会にて

今日の参加者は熱心で、拭き作務に合わせて早めにいらしていただいたため、あっと言う間に掃除が終わってしまいました。準備もととのって、あとは星覚さんを待つばかり。

そのとき、私の脳裏に浮かんだのはみんなでピシッと坐禅して待っている図。
実際の坐禅は止静という坐禅開始時間の前に各自面壁(壁に向かって坐禅する)して待っているものなので、入ってきた星覚さんをちょっと驚かせてみようかというたくらみで心がニヤケてきました......。

計画どおり、ピンポンが鳴りみんなに面壁してもらい、坐って待っていたのです。星覚さんが入ってきて面食らっているかと思うとつい笑いが込み上げてきましたが、坐禅をしていると心が落ち着いてくるのでしばらくそのまま続行。星覚さんがお香の準備に玄関に行ったタイミングをみて坐禅を解き、ご挨拶してドッキリであることを白状したのでした。

思惑どおり星覚さんびっくりしたようでしたが、みなさんきれいに坐っていたので......と。言うなれば理想の姿というドッキリだったので、そのままの流れでいい感じで坐禅ができました。最近スタンダードになりつつある、間に経行(歩く坐禅)を挟んでのフル2炷。いきなりのフル2炷は、今日初めて参加された方にとってドッキリであってほしかったことでしょう......。

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禅もアシュタンガもビギナーズ不足だわー


さて、星覚さんはまだしばらく日本に滞在されます。で、次回は来月森のCHAZENでの坐禅会という運びになりそうな気配が出てまいりました。アドリブ的企画にちょっとワクワクします。日程等調整ができましたら、こちらでお知らせしますね。

森の家のことで頭がいっぱいの今、坐らなければどんどん垢にまみれていく自分を感じています。今日の茶話会でも星覚さんが言われていたように「何もしない時間」の大切さを痛感しています。つかんでいたものを全部放して「なんでもない自分、だれでもない自分」になるのが坐禅です。だって、私たちを苦しめているのは「なにものかであろうとする自分」そのものなのですから。