おそらく今期最後になるであろう田んぼの草取りは、平日だというのに参加者7人。朝練終了後、いざ田んぼへ。7人乗りの車に定員いっぱい＋部長で乗り込むと、なんだか楽しい遠足に出かけるような気分。
まるで「禅の旅」の禅ワゴンみたいだ。
ってことで禅ワゴン風味で、初対面の人はいないのに自己紹介から最近のマイブームについて、マイク（エア）を回してしゃべっていく。続いて、最初のお題は「きのうの夕食の時間と内容、および1日で最初の食事の時間とその内容について」。
最近『「空腹」こそ最強のクスリ』という本を読んだ私はその話をみんなに紹介するつもりで、“現地に到着するまでは何も食べずに行くよ”って宣言していたのだが、マダムのママが朝ごはん用に全員分のおにぎりを作ってくださっていたので、即座に宣言を撤回して車の中でいただいた。
その小さなおにぎりを3つも食べたというのに、さらに道の駅多古でがっつりランチ。
おいおい、どこが「空腹」なんだよっ！
ていう展開になってしまったけれど、そしてランチ後の車中には仕事をやり終えて帰るような空気が充満してしまったけれど、無事田んぼ到着。ずっと降っていた雨も止んで日が差してきた。稲はこんもり、青々とさらに育っている。
雑草はこまめにとっていたのと、気温が低かったためか少なめ。ただし、いつもより水が深くたまっていて目立たないだけで、手を入れるとけっこうある。私は肋骨痛めていることもあり「今日は部長接待しながらカントク」って畦の草を抜いたりしてたのだけど、田んぼに入りたくてウズウズ。
やっぱり水に入りたい性質なんだわ。もうガマンならず、スリングに入れた犬を木の枝にかけて田んぼへ入る。ハンモックが気持ちいいのか、シューもわんとも言わず静かに寝ている。夢中になって草をとっていたら、またしても「転んでドボン」をやってしまった。深めのところなのに、ちゃっちゃか動いて足が抜けずにバランスを崩すというパターン。ああ、わかった。肋骨をやっちまったのも結局はすべて同じ。慎重さが足りないのだ。テキトーすぎるのだ。
水は冷たく、どろっどろのびしょぬれのまま作業を続ける。最後、おもらしの子どもみたいな歩き方で一足先に車に戻って着替えてたら、ほかに血の流れる生物がいないせいか蚊の集中攻撃にあうという泣きっ面に蜂状態......。帰りは今日のハイライト・ローライトというこれまた禅の旅風お題で盛り上がったのだけど、ローライトはダントツに転んだちゃみこさんに票が集まりましたとさ。
それはさておき。さすが7人がかり。
畦の草取りや、畦の土手作りも並行して行ったので2時間以内でいっちょあがり！
やっぱりこのくらいの人数がいると、マンパワーとしてももちろん、車の中でただのおしゃべり以上のことができてイベント感満載だ。9月の稲刈り以降の作業は天候に左右されるので予定が立てにくいのだけど、大勢で行って楽しく作業できたら最高だな。
