CHAZEN三昧

アシュタンガヨガと禅のある毎日

初日はアーサナ三昧

リトリートの始まりは午前9時の信濃追分駅
JRの軽井沢駅から「しなの鉄道」というローカル線に乗り換えて二つ目のこの駅がなかなかいいんです。まわりに何にもないばかりか、駅員さんもいない無人駅。この電車に乗っていただくのもリトリートの味わいのひとつと考えています。駅の写真を撮ろうと思いつつ毎回忘れてしまうのですが......。

今回の参加者はみなふだんCHAZENで練習している方たちでしたので、自己紹介などの必要もなく、ささっと9時半にはアーサナクラスの第一部がスタート。このパートではいわゆるヴィンヤーサスタイルで、オリジナルのシークエンスでジワジワ(ネチネチとも言う)動き、グイグイ攻めてみました。かつてはドMと形容された、ちゃみこさんの本領発揮ともいえるヴィンヤーサヨガですが、CHAZENを始めてからはほとんど教えていなかったのです。久しぶりのオリジナルシークエンスが楽しいったら!

何より、いまだポンコツとはいえ、こうしてデモンストレーションをしながらクラスができるようになったことが感慨深く、またアーサナという原点への回帰がなんとも新鮮な気持ちでした。

そんな私の喜びとは裏腹に、参加者たちはそのキツさに悲鳴を上げていましたがね。

アシュタンギはある意味では温室育ちなんですよ。
呼吸はだいたい5回しかしないし、マイソールだと自分のカウントだからどうしたって甘くなる。慣れてしまえば楽勝なわけです。ところが、じっくり系のヴィンヤーサスタイルでは、これでもかというロングステイあり、アシュタンガでは上級シリーズにならないと出てこないポーズありで、ちゃきちゃきのアシュタンギほどたちまち撃沈です。アシュタンガで脚が強化されないのも無理ないなあと改めて思ったり。来年はこのクラスをどんどんやろうと今から妄想しています。

たっぷり2時間のクラスが終わってランチタイムのメニューは......。

  • 信州のりんごジュース
  • 私のお気に入り「緑友食堂」の天然酵母パン(バターやジャムをつけないで)
  • 豆乳で作ったヴィシソワーズ(冷製のはずが寒かったので温めて)
  • 少しの野菜と果物

シンプルだけどこれで十分です。

朝曇っていた空も晴れてピクニック日和になったのですが、段取りの悪い私はタッパーなどの容器を用意するのを忘れてしまったので、食後にコーヒーだけ持って浅間山の見えるテラスへ。この時点でみなさんの脚はパンパン・ガクガク・プルプルだったようで.....。

がんばったご褒美はこの眺め。

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頂上の雲がやや残念ではありましたが......


戻って第二部は、カラダのパーツにフォーカスしたエクササイズ(秘密の練習)を中心に、それぞれの部位が開いていくのを実感していただきました。翌日は全員もれなく筋肉痛だったり、肩や胸が開いたのを感じたりで、効果をダイレクトに味わってもらえたようです。

ところで、こちらも2時間たっぷりのクラスでしたが、部長が超やる気モードでして、朝からぜんぜん寝ないでウロウロウロウロ。外で草を食べたせいで、ヴィンヤーサクラスたけなわのときにゲボっとか吐くし、まさに営業妨害部長。

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部長もシャヴァーサナお願いします


アーサナクラスのあとは、お楽しみの温泉へ。
スケジュールには「温泉へ」とだけしか書いてなく断食かと思われていたようで、お蕎麦屋さんに行く?と言ったらみな大喜び。夏とか連休のように混む時期には観光地には近寄りたくないのですが、せっかく来ていただいたのだからと星のエリアにご案内しました。

しかし、これは今回のリトリートでの唯一の失敗でした。
渋滞こそなかったものの、駐車場は満車だし、5時前というのにお店は行列しており。気も緩んで天せいろなど食べたせいか、私は夜中にお腹が痛くなるわ、参加者たちも翌朝空腹を感じなかったようで、リトリートはやっぱり少し物足りないくらいの少食にしようと反省した次第です。

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部長を並ばせて私はお買い物


それに、ハルニレテラスって以前は大人の雰囲気があったと思うのですが、今やいるだけで疲れるような場所になってしまっており、これではリトリートになりません。トンボの湯に行ったら、また同じような雰囲気だろうと思われたので、今回は初めて塩壺温泉というホテルの温泉に行ってみました。

これは正解。
露天風呂で女子たちとおしゃべりしながらゆっくり入浴したら、寝るまでカラダがポカポカしていました。

帰ってトークセッション。
練習に関すること、インドのマイソールの話などつれづれにお話して、なんとも濃ゆい1日目が終わりました。