CHAZEN三昧

アシュタンガヨガと禅のある毎日

リトリートの朝の流れ

リトリートは毎回違うテーマを設定していますが、朝は必ず坐禅で始まり、ムーンデイでない限りアシュタンガの練習を行います。フルコースのモーニングプラクティスがリトリートの柱なので、ここだけは不動です。

起床から坐禅が終わるまでの間は、プチ無言行タイム。誰とも言葉を交わさず、無言で顔を洗って支度をして坐る。初めての人はこれに面食らいますが、慣れるとこれが心地よいのです。感じ方は人それぞれ。まずは体験してみてください。

今回は初めての方が二人いたので坐禅は短めで。終わりの鐘が鳴ってから坐禅のままお白湯を飲みます。これは禅寺の作法にはありませんが、ヨガ的アーユルヴェーダ的に朝の浄化習慣として取り入れています。

さらに朝の浄化習慣や「クリヤーヨーガ」を行います。
今回は舌洗浄とウッディーヤーナバンダを実践しましたが、参加者の顔ぶれやその時のテーマによってさまざまなクリヤーを体験していただきます。

次はマイソール、とはならず、まずはお散歩へ。
陽が高く昇らないうちに、朝の清浄な空気を吸い、静謐な時間を味わいます。途中おしゃべりを止めて五感をフル稼働させ、歩く瞑想をしたり。天気がよければ美しい浅間山を眺めることができ、自然のすべてにイーシュヴァラを感じる(かもしれない)ひとときです。

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リトリート前日の。当日は曇っていて見えず

肉体的にもアップダウンのある道を歩くことでカラダが目覚めるため、次のマイソール練習が楽になるはずです。が、今回は昨日の特訓(?)による筋肉痛が著しかったようで......。

でも、いいんです! それが毎日の練習なのです。パフォーマンスの問題ではなく、ただ練習するのがプラクティスなのですから。

終わって果物などの朝食。
リトリートでは信州産の野菜や果物、またお蕎麦などを味わう楽しみを残しつつ、少食の生活習慣にもなじんでいただきたいと思っています。その時は楽しくても後になれば食べないほうが楽なのです。

そして解散する前に農産物直売所「軽井沢発地市庭」へご案内します。ここは比較的森のCHAZENから近い(けど、車がないとアクセスしづらい)、無農薬栽培の高原野菜やお土産などが調達できるなかなか楽しい場所です。毎回ご案内する予定です。


最終日はだいたいお昼すぎに解散となりますが、この日はご厚意で庭仕事をお手伝いいただきました。庭仕事してみたい方はこういう体験もできます。

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やることはエンドレスにあります


作業後は思いつきで、先だってS嬢が来たときに伝授してもらったスパイスカレーをあり合わせの食材で作って食べることに。これは印度カリー子ちゃんという人のレシピで、某丈いわく「ヨガやってる人なら誰でも知ってる」くらいメジャーなんだそうです。私は今ググって初めて知りましたがね。

共同作業でカレーが出来上がり。外食するよりずっとおいしくて、楽しくて、胃にもお財布にもやさしいランチになりました。

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ほぼ失敗なしでできるテッパンレシピ


食後に豆乳チャイを飲みながらクロージングセッションをして、信濃追分駅で解散。

以上が大まかなリトリートの朝となります。

今回の参加者はそれぞれが単独で申し込み、当日までどんな顔ぶれか知らなかったわけですが、そして男子率の低いCHAZENには珍しく男女混合となったのですが、うまい具合に調和が取れてすべてがスムーズでした。何よりも参加した方たちがとても素直にすべてを楽しんでくれたことがよい気の流れを生んだのだと思います。リトリートでもビギナーズマインドが大切なんですね。

Maxの参加者が5名という少人数のリトリートです。袖擦りあうのも他生の縁。偶然の、必然の出会いを楽しむのもこのリトリートの醍醐味かもしれません。ご興味があれば、迷わずご参加ください。

あるいは、当面は各回2名以上で催行いたしますので、お友だちと誘い合わせて参加していただくと話が早いです。日程や内容のリクエストがあれば設定も可能です。グループでのプライベートリトリートも承りますのでお問い合わせください。

www.chazenyoga.com