バンダ探しの旅へ
指導の中でバンダという単語をできるだけ使わないようにしているのは、そんなに安っぽく、軽々しく使う言葉ではないような気がしているからだ。たとえばそこで、バンダってなんですか?と質問された場合、即答しかねる。
やって見せて、これがバンダです!なんてこともできないし、私がバンダだと思っているものがバンダである確証はない。
だったらこのまま、バンダのことには触れずに指導していけばいいのかというと、それも違う気がする。
皆なんとなくはバンダのことを知っていて、深く知りたいとも思っているであろう......。
かくして夏のある日、「そうだ、バンダ!」と思い立ち、本日がそのワークショップでありました。
CHAZEN生には万難を排して参加するようにと呼び掛けたものの、バンダについて語ることへの抵抗も根強く存在していて、準備をしつつも逡巡していた。オレのバンダ観を押し付けていいものだろうかと。
なので、ワークショップの構成として古典に説かれているバンダについて知ることから始めた。先人はこう教えていますよという客観的なバンダについての知識を学ぶところから。
そして、実際にアシュタンガヨガのアーサナ練習に必要なバンダについては、あくまでも私自身の解釈であることを強調するために、それを「ばんだろう」と呼ぶことにした。かつて自身のバンダ探しの航海中そう呼んでいたように。
こうして、晴れて明日からは、気安くバンダという言葉を口にできるようになった。
今日の受講者たちも、それぞれのバンダ探しの旅に出るだろう。
その前途を祝して、新しいCHAZENのマスコットを作ったので、朝これを見てリマインドされたし。
旧マスコットはなんの役にも立ちませんが、一応おります。こちらもよろしくお願いします。
久しぶりにあっちのブログを更新して、旧マスコット犬のことを書きました。