明日でCHAZENは満7才になる。
七五三の風習は、昔は子どもが順調に育つ確率が低かったから節目節目でお祝いしたのだと思うが、ほんとうによく7歳まで育ってくれたものだ。
とにかく計画性などなく始めたものだから、どこまで続けられるのかまったくもって不明であった。とりあえず家賃持ち出しにならなければなんとかなるだろうというテキトーさで。
マンションなので、もしほかの住人から苦情が入ったら追い出されてしまうが、今のところそういう声もない。
骨折とその後遺症によりアーサナができなくなるという重篤な危機が発生したが、カラダ動かなくてもヨガはできるのだという新たな境地が得られた。
結果(とりあえずここまでは)なんとかなったのであった。
いや、とんでもない。
なんとかなったどころか、今や私の考える理想のヨーガシャーラーになっているではないですか。
あれやこれやの試行錯誤を経て「毎日やるのがアシュタンガ」も実現したし、それゆえに練習生一人ひとりもつながりもいい感じに熟成されてきている。こんなすてきなマイソールってほかにないんじゃないかと思ってしまうほど。
にゃは。
うちの子自慢すぎるか。
しかしながら、少しだけ心配していることがある。
これまで続けてこられたのは、実はシュー部長の力によるものが大きいという事実である。
当初は犬のいるマイソールクラスなんてあり得ないと思っていたけど、今や練習生は私よりシュー目当てにCHAZENに来ている。
某嬢はかつてこんな川柳をよんでいた。
パス代の三割シューちゃんオサワリ代
そして某丈も「受講料の半分はシューちゃんに払っている」と。
............!!
シューがいなかったら家賃が払えない計算になるではないか!
インドでの修行も、ここに至るまでの努力もすべて、なんの修行も努力もしていない犬に食われていたとは......。
部長あってのCHAZEN、部長あってのちゃみこさんだったとは......。
CHAZENを存続させるためには、部長に長生きしてもらわねば。
今のところは毎日うるさく練習生におやつをねだり、お山では元気に走っている部長であります。