CHAZEN三昧

アシュタンガヨガと禅のある毎日

リニューアルのスートラクラス、そして朝ヨガ

2年と8カ月でようやく『ヨーガ・スートラ』1章〜2章までを読み終えました。
特に昨年からの第2章は、サーンキャ哲学からアシュターンガヨーガ(八支則)までが、短い経文の中で濃く説かれていて読み応えのある内容でありました。私のハイライトは昨年、サーンキャ哲学の理論を講義していたとき。アレをどうやったら理解してもらえるか考えるのがとても楽しかったのです。

アシュターンガヨーガのパートに入ってからは、できるだけ自分の体験から解説してみました。ほとんどの人は毎日の練習がますます好きになったような、そんな手応えを感じました。実際、スートラクラスを続けるうちに練習熱心になった人が一人や二人ではないのです。

第3章からは書いてあることがマニアックになるので、それも読みつつ、呼吸法や瞑想の実践を取り入れたり、1章、2章の内容に戻って考察したりして、できるだけ今までのような日常に役立つ内容に落とし込んでいきたいと考えています。さらに踏み込んで、ヨーガとはなんであるかを立体的にとらえていければ言うことなしです。それでクラスの名前を”『ヨーガ・スートラ』のヨーガ” にしました。

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ところで、CHAZENのウェブサイトを更新して、新しく「朝ヨガ」というページをつくりました。アシュタンガヨガというと構えてしまう人が多いのですが、もっと気軽に、ラジオ体操のように朝ヨガを習慣にしていただけたらということで、アシュタンガヨガとは別にしたのです。

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これで、朝ヨガ、アシュタンガヨガ、リトリート、哲学、禅とメニューが増えたのですが、実はどれも同じことです。すべてがつながってひとつなのです。だから、スートラクラスでは禅を語り、禅のクラスでアシュタンガヨガを語り、と境界線はあるようでない。さらに言うなら、田んぼの活動さえもつながっているので、お米を作ったらまた理解が深まるというからくりになっています。

ええ、ワタクシ引退どころか、やる気マンマンです。
もっと多くの人を朝ヨガ習慣に巻き込むべく試行錯誤、獅子奮迅してみます。こんなすてきなこと、知らないでいるなんてもったいないですからね。


やる気マンマンといえば、今日のスートラクラスでは部長が元気すぎてヤバかったのでした。
マイソールクラスのときから活発だったので、早めにごはんを与えて寝てもらおうと思ったのですが、一向に寝ないであっちこっちウロウロしたり、お気に入りのお姉様方にちょっかい出している。

ちょうど今日のテーマがプラティヤーハーラ(制感)で、目や耳などの感覚器官が対象を捉えてしまうのを引き戻す、つまり見えるものや音に反応しない、相手にしないという内容だったのですが、ちゃみさんがあえて仕込んだと言われるほどに受講者の感覚器官を挑発する部長でした。

ついには、最近後ろ脚が弱っていて不能になっていた「マウンティング」に挑んでいます。
ちょっと前までなら即座に「何やっとんじゃ〜ごらあ!」と鉄拳が見舞われるシーンですが、今日は「おじいちゃん、がんばれ!」と声援された。あまりのお達者ぶりに、このままポックリ逝ってしまうのではと心配になったくらいです。

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あれ〜、部長やめてください


私のやる気が伝染した?

年内にもろもろの企みをアップしていきますね。