おとといの晩、このブログに”東京の感染者が増えているからしまってこーぜ”と書いたのち、やれやれとお風呂に浸かりながら友人とメッセンジャーしてたら「今小池さん会見してるよ」って。
なぬー!?
長風呂してるバヤイではないぞ。ヤバイぞ。
というわけでソッコー上がって、三日三晩悩んで決断しました。
この1カ月マイソールができただけでありがたいことです。今こそ、この逼迫した都の要請に応えるときでしょう。
朝練を自粛するのではなく、テレにするのです。
多くの人がテレワークになっている今、朝練もテレ(遠隔)でやってみようではないですか。
いわゆる宅練ってやつですが、ちょっと違うのは限りなくCHAZENで練習している感覚で、遠隔でありながらも仲間たちのエネルギーを感じつつ、それぞれが家で練習するっていうところです。
アシュタンガヨガはひとりでできるというのが何よりすぐれた特徴です。が、マイソールクラスで育つと親兄弟の庇護に甘えてしまい、単独では練習できないまま成長してしまうかもしれません。ひとりで練習できるようになるのがアシュタンガ的オトナということでもあります。
みなが集まって練習するマイソールのパワーは絶大なので、できればマイソールクラスで練習するのがベストなのですが、このコロナウイルスクライシスをオトナへの階段と考えて、みなさんに昇っていただく試みをしようというわけです。
とはいえ、いざ自分でとなるとどうやって練習したらよいかわからないお坊ちゃんお嬢ちゃんのために、以下思いつくままにテレマイソールの要点を述べておきます。
アシュタンガヨガの練習は日曜日から金曜日まで週6日練習して土曜日に休むというペースが基本です。定休日は変えても大丈夫ですが、曜日を決めて規則的にしたほうがベターです。ムーンデイはお休みしてください。
ふだん練習している内容をすべて練習できれば申し分ないのですが、最初は短い練習だけでも十分です。まずは毎日同じ時間にマットの上に立つということが大切です。両手を合わせてオープニングマントラを唱えるだけでもいいですし、マットの上に座ってゆっくりと呼吸するだけでも気分は変わります。
マットの上に立ったなら、太陽礼拝をしたくなるに決まってます。時間がないとき、体調がよくないときなどは太陽礼拝だけの練習でも構いません。その場合は太陽礼拝+フィニッシングの最後にやる3つのパドマーサナを行ってください。
太陽礼拝のあと、もう少しカラダを伸ばしたくなったらスタンディングポーズまでを練習してみましょう。ゆっくりした呼吸でていねいにやるスタンディングポーズはそれだけでかなりの効果が感じられます。その場合も最後は3つのパドマーサで終わってください。あるいは、スタンディングとサルヴァンガーサナ(肩立ち)から始まるフィニッシングポーズをすべてという組み合わせも可能です。
順番どおりであれば、スタンディングポーズでもシッティングポーズでも途中のポーズからフィニッシングに入ってOKです。また、フィニッシングの前にウールドヴァ・ダヌラーサナ+パスチモッタナーサナを入れても省略してもいいです。
いつなんどきでも与えられたポーズまでのすべてをきちんとやらねばという思い込みのために毎日練習できない人が多いのですが、きっちりした練習を週に1〜2回やるよりも、太陽礼拝だけを週に5〜6回やるほうがアシュタンガヨガの目的に叶っています。また、長く練習している人は、自分のカラダと相談しながら練習の内容を調整することも必要になってきます。
大事なのは内容よりも、毎日やる(実質的には週5〜6日)ことです。
ただし、実際には練習のやり方もケースバイケースなので、わからなくなった場合は教わっている指導者に聞いてみてください。アシュタンガは個別指導なので、時により、人により、言っていることが矛盾すると思われるようなこともありますが、実はそれが大事なところで、それゆえに本やDVDでは習えないのです。一方的な情報では、ひとりひとり異なる生徒に合わせた指導はできません。
ついでに言うと、テレマイソールはインターネットのオンラインでは行いません。スピリチュアルなエネルギーという意味においてはオンラインでつながりたいと思いますが、電子的にはつながりません。「もっかいやって」というちゃみさんの声が聞こえるかもしれませんが、たぶん空耳です。
慣れていない人にとって、毎日ひとりで練習することは相当ハードルが高いと思いますが、たとえ5分の呼吸でもいいのでチャレンジしてみてくださいね。
願わくは、やっぱりみんなで練習したいなあと思う間もなく、CHAZENで練習ができるような状況になること。しかし、こればっかりはわかりません。いや、願う前にただひたすら練習するのみです。
健闘を祈ります。