CHAZEN三昧

アシュタンガヨガと禅のある毎日

スーリヤ・ナマスカーラ教

ごきげんよう
肉体疲労で文章がまとまらない山籠もり日記です。

まだところどころ雪は残っているけれども、早朝、小鳥たちのさえずりを聞くと季節が春であることを実感します。これから夏になって虫が鳴くまでは、小鳥の歌声パラダイスなのです。鳴き声で鳥の種類がわかるようなバードウォッチング博士になってみたいと思います。

ここ数日メインで鳴いている鳥の声でフラッシュバックしたのがマイソールの朝。ゴクラムで早朝聞いていた鳥の声に似ていて、まるでこれからシャーラーに練習に行くような錯覚に陥りました。

絶好の御膳立てで朝のアーサナ練習。静かで聖なる時間に太陽礼拝をすれば、おのずと心も身体も神聖な光に包まれます。一息ごとにエネルギーがチャージされて、一日をただ静かな歓びとともに生きることができるのです。

薪の確保が優先順位のいちばんである今、太陽の熱がほんとうにありがたく感じられます。実に偉大なるわれらの神スーリヤに感謝せずにはいられません。そして、この自然のおりなす調和に畏敬の念を抱かずにはいられません。手前勝手な都合で草木を切ったりしていますが、いかにこの調和を保ちながら自然の摂理の一部として存在していけるかを考えさせられます。

私たちが太陽礼拝をするとき、常に自分がこの大いなる森羅万象の一部であることを思い出し、呼吸をシンクロさせつつ、そのハーモニーを感じることができるような気がします。

ひとりで練習するときに太陽礼拝だけでもいいよと言うのは、このような理由によるものです。太陽礼拝は単に身体をあたためるオールマイティな最小のシークエンスであるだけでなく、感謝と祈りの儀式です。

以前からたびたび太陽礼拝について書いていますが、私は太陽礼拝を崇め信愛する「スーリヤ・ナマスカーラ教」の信者なのです。

不安が押し寄せてくるときは、坐ってもその気持ちに流されそうになるかもしれません。そんなときはスーリヤ・ナマスカーラ教の信者になって、ゆったりした呼吸とともに太陽礼拝をしてみてください。そういうときは朝でなくても、たとえ夜寝る前であってもやっていいと思います。少し落ち着いたら静かに坐ってみてください。

明日からの太陽礼拝がちょっと楽しみ、でしょ?

ではまた近いうちに

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蕗の薹みーっけ