サマスティティを見直すとき
ごきげんよう。
一日じゅう雨と雪が交互に降っていた昨日。一夜明けたら雪がうっすら積もっていました。カーテンを開けたときは半月が出ていましたが、日が昇ってきて、もじゃもじゃ林の向こうにある雪化粧した名もない山々を照らします。初めてそこに山があったことに気づいた朝でした。
昨日はホントに家から一歩も出ない自主ロックダウンのいちにちでした。作務をしないで持ち込んだ課題に取り組んでいたのですが、せわしなく動いていた前半から静かな学びの後半に入ったような、ちょうどよい切り替えのタイミングとなりました。
中間報告ではありますが、すでにインドに一月滞在したくらいの収穫があったようにも思えます。収穫ではなく、今まで見えなかったことが見えただけなのですがね。数日前には、そういう盲点が次々に暴き出され膿が出てきたような感覚がありました。
私は失敗することをあまり恐れていないので、しょっちゅうしくじっています。当たって砕けてから、次に砕けないようにする方法を見つけるタイプです。周到に準備をしてからやることはあまりなく、とりあえずやる。これはもう治しようもない生まれつきの性質なので間違いがあるのは仕方がないことと思っています。
ただ、今回見えてきたのはもう少し根っこのほう、基本的な立ち位置を修正しようと思ったのでした。サマスティティのアライメントが違っていたらすべてのポーズがくずれてしまうのです。
やっていることは以前と同じでも、サマスティティが変わるとすべてが別のように感じられるように思います。もしかしたら、特別なこの状況がそんな気持ちにさせているだけなのかもしれませんが、「新しい私」が少し楽しみでもあります。
薪ストーブ調理実験で今回は焼き芋を作ってみました(来客数激減のせいか、発地市庭でさつまいもが半額になっていた)。先日の1本目は加減がわからないので、熾になったストーブに放り込んで炭を周りに集めておいたら、すっかり忘れていて気づいたときには炭化寸前のカスカスになっておりました。
で、今日はもう少し温度が下がってから入れて、裏返したりしてみたところ成功。しゅーたろさんと分け合っていただきました(分け前の差はかなりありますが)。おいちかったー。
さて、お昼になって雪が溶けたようです。外に繰り出して二日ぶりの作務をいたします。
午前中にブログを書けば電池切れの心配がない! 17日目の山籠もり日記でした。
ではまた近いうちに。