薪の切れ目が山籠もりの切れ目。19日目の山籠もり日記です。
きょうは与作の仕事場を紹介します。ヘイヘイホー。
興味ないかもしれませんが、紹介します。
うそです。
これはお向かいさんの。これで1年分くらいだそうです。丸太で運ばれたものをチェーンソーで玉切りにした状態です。10月から4月いっぱいストーブが必要になりますから、たいへんな労働です。
そうかといって買うと高い。ホームセンターで売ってるいい薪は1束千円くらいします。1日あたり3〜5束燃やすので、とんでもない燃料代が必要になります。薪屋さんからまとめて買っても諭吉さんがどんどん飛んでいきます。
薪で生活していくのはかんたんなことではありません。スイッチひとつであとは何もしない暖房と比べると、着火してから火の具合をチェックしたり、薪を足したり、空気を調整したり......灰の片づけから何から面倒なことが多いです。
それでも、生きるために生きる生活はいいものだと思います。お金を稼ぐために生きるのではなく、ただ生きるために生きる。存在するために存在する。生きる歓びのために生きる。そういった風なものが薪の生活にはついてまわるように思います。
何より、薪を燃やすことで得られる肉体的・精神的な暖かさは、重労働に値するものです。
与作の薪割りの話になったので、予定外の長滞在で腐った薪まで燃やしているなどと余計なことを口走ったら、あとでがっつり燃えそうな薪をダンボールいっぱいに持ってきてくださいました。ロクでもない薪ばかり燃やしていた与作はあまりのあったかさに感激しました。人の情けが身に染みます。
そんな与作の薪割りはなんとなく終わりが見えてきたので、次は薪棚に収納する段取りです。薪棚はナンチャッテで間に合いそうです。ブロックの穴に拾ってきた木の枝を差し込んでラックのような仕様にするという貧乏感あふれる自作の薪棚は、最後に収納したらご覧に入れましょう(興味ないとは思いますが)。
割ってない薪コーナー。今度はホンモノ。
2日前の写真なので今はまた少し減っているのと、リトリートの薪割り体験用を除外すると、もういくらも残っていません。手前側の細いのは割らないでそのまま使います(乾かしている)。
与作がくだらないことを書いている一方で、医療現場では戦場のような状態になっています。心の中で感謝の拍手をしております。
ではまた近いうちに。