CHAZEN三昧

アシュタンガヨガと禅のある毎日

花咲か爺さん

ごきげんよう
いつか軽井沢の別荘で優雅な休日を過ごしてみたい。29日目の山籠もり日記です。

お山にも春が来て、一斉に花が咲き始めました。梅も桜も、ツツジモクレンも。ホントに何もかもが同時です。

木々の緑が日増しに増えていく様は、まるで「だるまさんがころんだ」で目を開けたときのようです。柔らかい葉をぎゅっと巻きつけて伸びようとしている熊笹が、無残にもちゃみこさんに刈り取られていきます。

きょうは朝の冷え込みもゆるみ、夕方はストーブを焚かなくても寒くないです。薪活すると暖かくなる。そんなもんです。

分校の庭ではオオデマリが蕾をつけてると思ったら、もう開いてきました。
*追記:樹木図鑑で調べたら、これはオオデマリではなく、オオカメノキのようです。オオデマリはこの木の右にあり、開花はもう少し先でした)

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この花だけは昨年もきれいに咲いていた


そして、シャクナゲの花もまもなく。

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開花寸前の乙女のような


実は、昨年、契約のときお会いした売主さんが「あのシャクナゲ花が咲かないのよ。栄養をあげてちょうだい」とおっしゃっていたのです。実際、3本あったシャクナゲは花が咲くどころか、葉も元気なさそうでした。栄養あげて咲くような感じでもないので「そんな木は切っておしまい!」と不思議のアリスに出てくる女王様のように、2本を切ってしまったのでした。

いちばん状態のよかった1本を残したものの、暗杉くんを伐採するときに犠牲になると言われ「ぜんぜんオッケーです」と返答したくらいみすぼらしかったのです。結局はちゃんと養生してくださって無傷でしたが。

それだけに、今月固い蕾をつけているのを見たときはびっくり。つぼみをつけてるのは全体の3分の1以下なので、さらに弱っている枝を剪定して見守っていたら、ピンクの花弁が顔を覗かせていました。やった!

たぶん、暗杉くんを伐採したからだと思います。
今までは暗杉くんにぜんぶ栄養を吸い取られてしまっていたのでしょうね。

リトリートもできるかどうかわからない状況なので、庭をどう作るかということまで考えずにただ掃除しているだけなのですが、まるで花咲か爺さんになったような嬉びを感じます(そういえば灰も撒きました)。

あ、花咲か爺さんはこちらでした。故暗杉くんの上で。

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ひさびさのハダカ


自然界はコロナなどどこ吹く風。

それではまた近いうちに。