CHAZEN三昧

アシュタンガヨガと禅のある毎日

新鮮な空気を吸えるという幸福

お盆休みウィークの初日、朝イチで発地市庭に買い出しに行ったら混雑しており、レジは長蛇の列。電車通勤しない私にとってはコロナ後初の「やや密」状態でした。帰ってきていつもより念入りに鼻うがいまでしたのですが、ほどなくして頭痛が。

まさかさっき感染して1時間で発症した?
それは検査しないとわかりませんが、たぶん、考えすぎの頭痛と思われます。先日書いたとおりコロナによる自滅的縛りの罠にはまってしまい、久しぶりのモンキーマインドの登場で疲れ果てていたようです。私だけでなく、いま世界中の人がコロナにまつわるストレスにさらされて生きているのだろうと察します。

その翌日にゲストが来てくれました。今回は直前に都知事から移動自粛の呼び掛けがあり、これまで以上にTo go, or Not to go?の逡巡があったと思います。いつものように信濃追分駅にお迎えに行き、うれしそうに手を振るゲストたちを見た時には、それだけでほっと胸を撫で下ろすような感覚がありました。

午前中のアシュタンガワークショップから始まり、そのまま楽しい薪割り体験会。
お腹ペコペコでお蕎麦屋さんへ出かけたところ、先週はすっと入れたお店が17組待ちで別の店へ。そこも駐車場がいっぱいで、そのまた別の店へ。さすがにお盆休みは混んでいます。先週はかなり空いていたトンボの湯もとんでもなく混んでいると思われたので、レトロなゆうすげ温泉へ。ファンシーではないですがいい温泉で、意外にみんな気に入ってくれます。

帰ってきてから陰ヨガ。7月の回で、温泉のあとの陰ヨガがいいと確信したため、夜の予定をずらしました。予想どおり気持ちよかったらしく、新たな陰ヨガファンが2名誕生しましたよ。

予定表にプチ断食とか書くと激しく抵抗する人がいるのですが、ランチをしっかり食べていますから夕方は食べなくて大丈夫なのです。茶話会でのおやつとしておやきをいただきましたが、それすら余分でした。寒い時はそうもいきませんが、夏はひもじくはないでしょう。少なめにしておけば間違いないです。

翌朝の散歩では、浅間山を眺めながらコーヒーを。
ポットに熱湯を入れて行き、自らドリップしたコーヒーですが、これが実においしかった。お山の新鮮な空気とともにいただく至福の時間......。

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空にかかる雲がさわやかさを演出


「こんなにずっとマスクなしで過ごせるなんて」というゲストの言葉を聞いてハッとしました。マスクによって新鮮な空気をたっぷり吸えるあたりまえの幸せが奪われていることに改めて気づいたからです。誰もがこの非常時を耐え忍ぶことに慣れてきており、さほどの苦痛を感じていないかもしれませんが、この状況が長引くほどに、思う存分呼吸ができないことによる精神的・肉体的な影響は考えるよりもずっと大きい気がします。

マスクなしでも呼吸が浅くなっている私たちですから、仕事中ずっとマスクをしていたら、どんなに呼吸は浅くなるでしょう。十分に酸素を取り入れることも妨げられているはずです。たとえ短い分校での時間とはいえ、マスクをとって汚れなき自然の空気を存分に吸って吐いて、深呼吸していただけただけでも来ていただいた甲斐がありました。

そうしてゲストと「精神的に」濃厚な時間を過ごすうちに、私の頭の中を暴れ回っていたモンキーたちが立ち去っていきました。何をああでもないこうでもないと考えていたのでしょう。正解なんてないのです。正しい答えを見つけようとしなくていいのです。自分のこころがYes!と言うことをして、あとはおまかせしておけばいいのです。

コロナの感染拡大防止も大事ですが、もしかしたら感染拡大防止による弊害についても考えないといけない時期に来ているような気がします。それこそヨガで何ができるのかを考え、感染のリスク VS 集まってアシュタンガの練習をする意味について考え、来週から始まるCHAZENの2学期のことも改めて考えております。

結局はいつもCHAZEN生に励まされて、歩を進める私なのでした。

そこへいくと、高齢のシュー太郎氏はいつも精神的にも肉体的にも安定しており、常に食欲旺盛です。やはりBeTuberがいちばんですね、師匠!

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浅間山とシュー太郎氏 <K嬢撮影>