CHAZEN三昧

アシュタンガヨガと禅のある毎日

感謝と祈りの8周年スペシャルクラス

いつの間にかボタンをかけ違えていて、ずっと下までボタンをかけてからようやくそれに気づいて最初からやり直すように、今また謙虚な気持ちで生活を見直していこうと思ったのは、お恥ずかしいと言えばお恥ずかしいことではあるが、下まで掛け違えたから気づけたのだとも思う。何ごとも、行き着くところまで行き着けば自然と次になにをすべきかわかる。

新しい食事習慣として、炭水化物を摂りすぎないように、穀物を主食とする食事はランチ一食として、朝は果物、夕方はナッツやチーズなどのスナックだけにしてみている。糖質オフも検討したけれど、これは私の目指すところではないとわかり却下。食事療法・ダイエットの方法論は世に星の数ほどあり、それぞれが他の方法とは相容れないから、どれを採用するか悩むところだが、大事なのは我にとらわれないことなので、自分本位にならない仏道スタイルをキープすることにした。理想のボディをつくるためのダイエットではないのだから。

五観の偈にあるとおり、食べ物という「いのち」をいただくのは、単に食欲を満たすためではなく、健康な身体を保つための薬としてであり、この仏道あるいはアシュタンガ道を歩き続けるためである。

以前と同じように「ありがたく」いただく食事を始めたら、疲れやだるさは吹き飛んで、やっと元の自分に戻ってきた。

どこからボタンをかけ違えたのか考えると、コロナで山籠もりしていたとき車がないので2週間分の食料を買い込んでいたところに遡る。食料が尽きる危機を避けていた習慣が発端になり、不安定な生活や、夏の体調不良が続いて、自分を甘やかし続けた。コロナ太りを笑っていたけど、同じようなもんだ。

なるようになる。
とは言いながら、CHAZENの行末ばかりが気になっていたけれど、小さくなってもCHAZENは依然として存続している。とりあえずは、なんとかなっている。先のことはわからなくても、その事実にただ感謝して、ただプラクティスを続けて祈るしかないのだよ。

そう思って、8周年のスペシャルクラスを3本企画した。
まだ体調が不安定だったときは体力的にそんなにやれる自信がなかったけれど、今はもう大丈夫と思えるようになった。そして、心からやりたいという思いが強く湧いてきたところなので、いい感じのワークショップになりそうな予感。私自身の感謝と祈りを込めたプログラムなので、たとえひとりでも参加者がいれば開講します。ぜひどうぞ。

ウェブページはこちら。
https://www.chazenyoga.com/special


久しぶりに初心に戻ったような新鮮な気分で、「食べないことの幸せ」を味わっております。

ひとりの練習生と無言で共有した月曜日の朝焼け。

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案の定、雨になった