CHAZEN三昧

アシュタンガヨガと禅のある毎日

これ以上の望むことなし

本日の「"いのちをいただく"お粥の会」をもって8周年のスペシャルクラスがすべて終了しました。ありがとうございます。

毎年、*周年というと「おめでとうございます」と言ってくださる方が多いのですが、お祝いするというよりも、11月はただ私が、CHAZENに来てくださるみなさんや、これを読んでくれるみなさんに感謝する月だと思っています。そして、コロナの影響があった今年ですから、その気持ちがいっそう強くあります。

もともとが小さなマイソールだけに存続が危ぶまれたのですが、強い意志で練習を継続したいと言ってくれたCHAZEN生のパワーによりこうして無事に9年目を迎えることができました。本来ならば、感謝の宴でも催したいところですが、それはいつか近い将来のお楽しみにとっておきましょう。

代わりに感謝の気持ちとして何を贈ろうかと考えたとき、物ではなく、私らしい無形の贈り物をしようと思いました。それが、このすばらしい朝の習慣について深く知ってもらうことであり、光はどこから差すのか、その光源を示すことでした。本物のグルであれば、何も言わずとも存在だけでそれが伝えられるのですが、何しろ凡々凡夫のワタクシなので、言葉を使ってあの手この手で示すことしかできません。

それでも今月3つのスペシャルクラスおよび昨日のスートラクラスでは、何かが確実に伝わった手応えを感じました。いや、もう私が何を言っても言わなくてもたぶんみんなわかっているのだろうと思います。

つらつらと考えるに、私ほど恵まれたヨガ教師はいないのではないでしょうか。
ただ自分の好きなことを好きなように、思いつくことをただ勝手にやっているだけなのに、このように深く理解してもらえるのですから......。なんだかバチが当たりそうな気がするくらいです。


もはや私には望むことはありません。
ただ、こうして熱心な練習生がいる限り、ただ練習する場所を、修行の機会を提供するだけです。すでに最高のものを与えられているのですから、これ以上は望みようがないのです。

さらには、星覚さんというたいへん奇特なお坊さんに導かれて道を間違わずに済んだことも千載一遇の「有り難き」ことです。

先週金曜日の夜に痙攣の発作を起こして、このまま死んでしまうのではないかと思えた部長ですが、昨日も今日も元気に教室を徘徊し、健在ぶりをアピールしておりましたことも、実に有り難き幸せです。

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スートラの講義を真剣に聴く(かのような)犬


このような有り難き運をいただいて、前途多難のこの時代を、なすべきことをなしつつ一歩一歩進みたいと思います。

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さすがに私も講義中はマスク着用を心がけております


今後ともCHAZENをどうぞよろしくお願いいたします。