CHAZEN三昧

アシュタンガヨガと禅のある毎日

白いクリスマス

修行は盆暮れ正月関係なしだから、クリスマスなんてさらに関係ないのがCHAZEN。
だけど、今年はなんとなくキラッとしたもの飾りたくなって、ベランダの植物にオーナメントをぶら下げたりしてみた。練習する場所は、できるだけ簡素で整っていて、ドリシュティを奪われるようなものがないほうがいいけど、今はほんの少し色気があってもいいような気がしたの。

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今週のおやつはお山で買ってきたシュトレン


私が練習生としてマイソールに通っていたころは、クリスマスの朝に練習に来るなんて......(すごい、あるいはかわいそう)、という雰囲気が多分にあったけれど、今のCHAZENではそんなこと考えもしない。アシュタンギにとっては、ただのいつもの朝だから。むしろ、クリスマスディナーとか翌朝の練習に障るので遠慮したいハズ。

クリスマスディナーというか、ごちそう全般が大好きだった私。今だって好きは好きだけど、魅力の度合いがぜんぜん違うよね。その享楽がいかに儚くて「苦」を生み出すものであるかを知ってしまったからだと思う。このへんが肚に落ちるかどうかが、インド思想を理解する分かれ目のような気がする。

とあるインド学の先生がおっしゃっていた。「若い学生にはこれが理解できない。『苦があるから楽があるんじゃないですか』なんて言われてしまう......」と。そりゃそうだろう。若い人にはわからないだろうし、わからなくてもいい気がする。頭で理解するよりも、散々苦労してから肌で理解したほうが身につくものだ。学生にとっての苦は受験とか単位とか就職程度のモノだろうしね。若いうちはとにかくなんでも経験したほうがいい。全部がのちのちの栄養になる。


さて、我が家のクリスマスイヴはいつもとかわりばえなし。夕方、お山でお世話になっている人とメールのやりとりをしていて、軽井沢はホワイトクリスマスかなーなどと、うっとりロマンチックな絵を想像していた。ただ、ヒーターに近づきすぎていたせいか喉が渇いたので、こないだ買って冷蔵庫に入れておいた白い泡泡のお薬を飲むことにした。泡泡といっても、クリスマス的なアレではなく、お米のつぶつぶが入っているアレね。

しかし、妄想のため頭がボーッとしたまま、何気なく瓶を逆さにしてから開栓......。

はい、当然シュワ〜〜〜〜〜っ!!となりますわな。

泡泡がキャップから漏れて来るのをみて、自分がアワアワ。

もったいない!

と一気に蓋を開けたところ、


パーン!


お薬の半分近くが飛び出して、キッチン中が真っ白になった。白いお米のつぶつぶがまるで雪のようで......。


東京でホワイトクリスマスかよっ。


泣きながら掃除した。


イベントを作らなくても、予期せぬ出来事によって毎日はエキサイティングになる(インド思想でもなんでもないか.....)。


お口直しに、月曜のマイソールが始まったあと、平社員の膝の上でお休みになっていた部長をどうぞ。

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んもう、部長さんたら〜♡