CHAZEN三昧

アシュタンガヨガと禅のある毎日

ヨガの始まりと神輿の思い出

ヨーガ・スートラクラスでは、まだまだ続く超自然力のお話真っ最中。ではあるが、これだけ超能力について延々と述べながら、そんなもんこの修行には妨げになるけんねーとクギを刺す経文のところまで来たので、簡単にヨガの歴史をおさらいしながら、ヨガと仏教の関わりなどにも触れながら、ヨーガ・スートラを俯瞰してみた昨日。

最近、とみに参加者の感想がおもしろい。
以前はもっとみんな構えてた感じがあったけど、今はわかんなくてもいいんだという空気が浸透したので、自由に思ったことを、心のままに発言しているからだと思う。アーサナと同じで、最初はまわりの人とくらべて自分ができないと思ったりするんだけど、慣れてくると、みんな自分の練習に集中しているし、指導者すらアーサナの出来具合を評価などしていないことがわかるから、リラックスして自分の練習ができるようになる。

ヨガの歴史の中で、ヨガの発祥はヴェーダの時代に祭祀を行って神と合一し忘我の状態になった体験から瞑想が生まれたのだろうという話をした。一心不乱に祈りの言葉を唱えたり、ひたすらに神を思って念じ続けたら、神と話したり、神が降りてくるのは想像に難くない。

そんなことから、クラスのあとでおみこしのことを思い出していた。
あれはちょっとしたトランス、プチ忘我だったなと。

考えたら、御神輿って神さまをお運びしているんだった。
そしてソイヤソイヤの掛け声。
あれは集団でのマントラと同じようなものだから、トランスにもなるなと今は納得する。

もうだいぶ前の話だけれど、東長崎(豊島区)でおみこしを担いだときがそうだった。そのときはまだヨガに結びつけては考えてなかったけどね。

このとき誘ってくれたひとたちがヨガを習いたいと言ってくれて、CHAZENの前身であるchayogaが東長崎でスタートしたのが翌年だったように記憶する。神さまを運んで、神さまが運んでくれたご縁だったかも。


その後何年かして、今度は新潟のヨガスタジオご縁で、chayogaのメンバーで長岡祭り(花火で有名な)に行ったときもおみこしを担がせてもらった。東長崎のトランス体験が忘れられなかったのでしょうかね。今思うと、規模の大きいお祭りなのによく飛び入りさせてもらったとブルブルしちゃう。担ぐ前の儀式というか、なんつーんですかアレ、チアアップ的なのが(察してくれ)本格的で、升酒1合くらいを一気飲みしてから「ウォ〜!」と雄叫びを上げて出陣するんですわー。

このときは楽しすぎて盛り上がりすぎて騒ぎすぎて、翌日からダメになり、シャバの楽しみがヨガのシャンティとは逆方向に向かうことを学んだ貴重な体験でもありました。まだまだラジャス風味たっぷりでヨガを教えていたですね。


ところで、そのころの写真を見ていて思わず二度見したのがこちら。

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この犬デカすぎやしませんか?


東長崎のみんなとのお花見会にシューを連れて行ったときのもの(3〜4才)で、トリミング前でボサボサなのと、実際このころは大きかったのもあるけど、スタンダードプードルかと思ったわ。

今の姿からは想像できない、ワルすぎてどうしようもなかったシュー。
そして、つい昔のあれこれを思い出してはなつかしんでいる、終活モードに入りかけの私です。