CHAZEN三昧

アシュタンガヨガと禅のある毎日

さざ波のように

先月に引き続き今月も予定どおり開講したスートラクラスですが、なぜか久しぶりのようななつかしい感じがしました。当たり前ですが、リアルなサンガはいいものです。

今日はプラーナの種類、五唯、五元素について学んだあと、超能力ならぬ「能力開発実習」としての瞑想を行いました。難しいテクニックではないけれど、意図したようにならない人もいるであろうことを想定していました。が、空振りの人はおらず、それぞれがなんらかの形で身体を意のままに変化させていく実体験を得たようです。すばらしい。

百聞は一見に如かずと言いますが、ただ非現実的な話を毎回聞かされるよりも、それらが「あながち非現実でもないかも」という体験をするほうがどんなにか理解は早い。うまく体験できない場合は逆効果になってしまう可能性もありますが。

いろいろと世の中が変わっていく今、何かと自分の行いを再確認して吟味しています。これからも続行すべきものであるか、改めるべきものであるか。改めるならいつそうすべきか、等々。

スートラクラスに関しては、予期せぬほどに理想的な集まり=サンガに育ったので、「大事なこと」を伝えるための時間としてこれからも大切にしていきたいと考えています。「大事なこと」というのは知識や哲学理論ではなく、どこを見て、どんなふうにプラクティスをしていくべきかということです。それをあの手この手でさまざまに伝える試みをしているわけですが、予想以上にこの時間が有効である手応えを感じています。

座学を何年も続けている人から初めて参加の人まで、どのレベルであっても何らかの気づきが得られるよう、自分に課題を与えながら、第4章の終わりまであと1年と数カ月ほど走り続けたいと思っています。

ほんの小さなさざ波でも、ゆっくり静かに広がって大きくなっていきます。

今わからないことも、プラクティスを続けていけばいつかは「ああ、このことか」と納得します。頭ではなく、身体で納得するのです。

頭ではなく、身体で。

そういうことです。
ただそれだけのことです。


ツワモノどもが夢の跡......

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こちらは夢の中......