CHAZEN三昧

アシュタンガヨガと禅のある毎日

呼吸っぽい人たちと

今日のオンライン坐禅会は、いつものスケジュールを変更し、星覚さんの糸島の拠点に安居している人たちとの交流会に。

「安居」というのは、お寺などで集団生活を送りながら修行すること。現在3人が星覚さん一家とともに暮らし、早朝4時からの曉天坐禅に始まる修行生活を送っていらっしゃる。その人たちがPodcast「呼吸っぽいラジオ」をやっているというので聴いてみたところ、おもしろい。がぜん話してみたくなったのだった。

交流会は、ミニアシュタンガクラスからスタート。
CHAZENの二人がデモンストレーションしてくれて、他のアシュタンギが見守るなか、星覚さん+「呼吸っぽい」人たちにアシュタンガヨガを体験していただいた。さすが呼吸っぽい人たち、ナニカ感じるものがあったっぽい。禅にプラスしてぜひアシュタンガも続けてほしいです。

その後、呼吸っぽい人たちにいろいろ質問させていただく形でオンライントーク。ここでみんなが驚いたのが、呼吸っぽい人たちが20代であること。CHAZENの禅に集う仲間たちは比較的(比較的だよ)年齢が私寄りなのでその若さにビックリするわな。40代くらいかと思ったって。

若いのに、まだ3ヶ月ほどの安居生活であらゆることを気づきまくっているのがすごい。もともとその素養があったのだとは思うけれど、星覚さんとの生活のなかで何が大事なことなのかを電光石火のごとく理解するばかりか、ちゃんと腑にまで落ちてきているのだ。アタマでなくカラダでわかっている。星覚さんの言葉でなく所作や態度で発信する力の大きさと、受け取る側の感度がどちらもマックスなのだろう。

これはもうお釈迦さまと摩訶迦葉さまのような間柄なのでは?! (意味不明な方→「拈華微笑」をググられたし)

少なくとも如浄禅師と道元禅師レベルではあると思う。

それにしても、寝食を共にするという力の大きさよ。
夢破れて分校を手放した私は、ふう〜っと30秒くらいため息をついてしまう。

私が40過ぎて、ヨガと出会ってから何年もかけてようやく気づいたようなもろもろを、その若さでちゃーんとわかってらっしゃる。バブル世代の私とは月とすっぽんの違い。社会がよろしくないと若者はよろしくなるのかもしれない。

思ったのだけど、若い人たちは時代の変化に敏感だし、柔軟に対応していける。年をとればとるほど、今までの当たり前を信じて、それにすがって生きているのだなと。積み重ねてきたものを捨てるのは勇気がいる。年齢とともにその積み重ねが大きくなって、地位や財産などはもちろん、価値観なども含めて自らが築き上げたものに執着してしまう。

積み重ねるのではなく、積みへらすべきだと言った岡本太郎の言葉を思い出す。

なつかしはずかし2007年の日記。

chayoga.exblog.jp


よい刺激になったわー。
老化の一途を辿っているアラカンの私だけれど、若者の話に耳を傾けようと思うだけまだ積み減らす余地は残っているかもね。もっとも私は積み重ねてきた地位や財産はないし、会社員として勤め上げてもいないし、したがって十分な年金もなければ頼れる身寄りもないから、カンレキ過ぎてもハタチと同じ気分で生きる準備は整ってるけどね(じまんかよ)。

ところで、来週は久々に星覚さんのホンモノ登場で坐禅会があります。どちらさまもぜひご参加ください。

www.chazenyoga.com


呼吸っぽいラジオも、ぜひ聴いてみてください。

podcasts.apple.com


じょんじさんのプロっぽいイラストでつづるインスタ修行記録も必見。

https://www.instagram.com/akeome_johnji/

いつの日か、糸島で、生でこういう話ができたらいいな。
(理事長のお許しがでないと行けません......泣)

f:id:chazenyoga:20210719155712j:plain
糸島の夕日(星覚さんより)