CHAZEN三昧

アシュタンガヨガと禅のある毎日

問答無用

万国共通でマイソールクラスに浮上するのがマットの臭い問題。

どんなにきれいなお姉さんだってずっとお風呂に入らなければ臭くなるのと同様、きれいなお姉さんのヨガマットだって使えば汚れるし、ずっと洗わなければ臭くなる。

CHAZENでは毎年、気温の上昇とともにマット洗い警報を出しているのだけれど、今年は出さなかった。うっすらと匂いを感知はしていたものの何も言わなかった。できたら、自主的に持って帰ってほしかったのね。昨年みんなにマット洗い用のマジックソープ渡して、定期的なお手入れを促してもいるから。

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が、気づけばあっちの棚もこっちの棚もクサくなってる。

誰だってマット持ち帰って洗うのは面倒だし、あわよくばそのまま使い続けたいさね。自主性に任せておくと、意識の高い数人ほどしか持ち帰らないということがわかった。

なので、日曜がムーンデイで連休になる今日のタイミングで持ち帰って洗うようにお触れを出した。いつもは「仕事やら何やらの都合があるわけだから、それぞれの都合のいいときに洗ってきてね」というスタンスだったけど、今度のは「明日持って帰りやがれ!」てきなニュアンスを含むちょっと強めのアラート。

そうしたら、今朝はみんなマットバッグ持参でやってきた。「ヤべっ」っていう心の声が聞こえたw。

たまにはこういうのもいいな。
やろうと思ってたんだけど......ってことよくあるじゃない?
なのに、人から言われるまで放っておいてしまう。

そのうちやろうかな......
先週やろうと思ってたんだよね......
来週やろうかな、でも来週はアレがこうだから......

有無を言わさずっていうのは、そういう迷いがなくていい。
民主的であることは同時に迷いも生まれるので、ときにグダグダ、ダラダラという結果にもなるが、明日!と言われたら迷えないから、気持ち的にスカッとするし、洗うという行為だったら結果は爽快で清々しいハズだ。

これぞ、問答無用の永平寺的な清々しさ。
私物を持たない修行僧は限定された持ち物を「所有」ではなく「護持」する。「護持」というのは大事に護りながら持つということ。ヨガマットは毎朝の練習に欠かせない存在だから、大事に「護持」したい。

そういえば、アシュタンガヨガロンドンでは、全員マットを持ち帰る日が決められていた。置きっぱなしで練習に来なくなる人対策なのかもしれないけれど、それ採用しようかな。


ちゃんと持ち帰ってるかチェックする理事長。

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よしよし


理事長は昨日丸洗い済み。
マット以上に犬が臭かったらシャレにならん。