CHAZEN三昧

アシュタンガヨガと禅のある毎日

アルカイックスマイルで

今月はYouTubeがとにかくショパンコンクールの予選から反田氏をガンガン推してきていた。あのピアニストらしからぬ容貌のインパクトでついクリックしてしまうのだが、ちょっと聴いて「おおすごい」と思うのみにとどめていた。ショパンのような情動的な音楽を聴かないようにしているからだ。

ところが、先日寝入りばなを犬に起こされ、鎮静目的でかけた音楽にソレを選んでしまったもんだから、まんまと乗せられて妄想劇場が幕を開けることに......。ショパンを聴いていた昔のことから始まり、高いピアノを買ってもらったのに結局何ひとつまともな曲は弾けないままだった自分の情けなさや、それなのに親に対して今まで申し訳ないと思ったことがなかった不甲斐なさにまで思いが及び、あげくそういえば私はなにをやってもヘタクソだったなどと恥ずかしい過去ばかり思い出され、もう眠るどころではない。

ヨガや禅で感情の起伏がおだやかになり、安定した心で過ごせるようになったのに、ショパンひとつでネガティブ思考になるのは、このところずっとよい眠りがとれていないせいか......。

そして今、呼吸法ワークショップのことを書こうと思ったら「革命のエチュード」が脳内を駆け巡りはじめた。先日追加で行った3回目を終えて、CHAZENの大多数の人たちにちょっとした「アシュタンガ革命」を味わってもらえた。と考えたとたんに。


やめてくれー!
煽動されるー!
乱れるー!


そんなときこそ呼吸をととのえるべし。

アシュタンガヨガが歯を食いしばってやるようなものでないことは、マイソールクラスを続けていれば誰もがわかるとは思うけれど、それでもなお多くの人にとっては、キツくて、それ相当のがんばりが必要なたぐいのヨガだと思われている。


Nooooooooo!


正しい呼吸の仕方で練習していたら、自然とこんな顔になっているはず。

アルカイックスマイル〜


昔、ナガサキのヨガクラス(chayoga)を始めて、その第一回目のとき、「目を閉じて、両手を胸の前で合わせて......」と言ったらそのとき10人くらいだったと思うけど、みんな初心者なのにこんなやさしい顔になっていて感激した。初っ端から今まで、いつも生徒に恵まれてきたのだな。

あ、また脱線したけど、とにかくアシュタンガの練習はこのようなお顔でなさってくださいまし。

少なくとも、私の考えるアシュタンガヨガは瞑想そのものであり、菩薩さまが思惟をされているときと同じ。違うのはおまけで運動効果がついてくることくらい。

もし、なんらかの事情であまり身体を動かせない方にも、この瞑想の習慣を身につけていただきたいと思うので、年齢や身体状況によってシークエンスをアレンジ可能です。心身の「革命」を願う方はぜひCHAZENの朝ヨガへどうぞ。


おまけ。理事長のアルカイックスマイル。

瞑想中ではないと思われ......