CHAZEN三昧

アシュタンガヨガと禅のある毎日

ベランダコンポストでゴミ削減

ある日ある時、YouTubeに出てきたんですよ。コーヒーかすを使ったコンポストの記録みたいなやつがね。園芸関連のチャンネルをたまに視聴するからでしょうかね。関連動画にはダンボーコンポストとかバケツコンポストとか、牛乳パックコンポストまで出てきて、そのあまりのお手軽さにびっくり。

コンポストといったら、それなりの金額のする緑色の大きなコンポスターを庭に置いて......というイメージしかなかった私は、これなら私だってできると確信したのでした。そういえば昔滞在していたお家では、生ごみはただ庭の土の中に埋めてたなと思い出し、あまり難しく考えずにテキトーに試してみたのです。とりあえずやってみる体質なもんで。

まずは勝手にオレ流で、ダンボールの中に使わなくなったエコバッグ風の丈夫な袋を入れて、植え替えで出た古い土の中に野菜や果物のくずを入れてまぜまぜ。発酵させるので、ぬか漬けと同じくかきまわして空気と触れさせるといいそうです。米ぬかを入れるともっといいらしいのですがなかったので、いただいた百合根の袋に入っていたおがくずなんかを入れておきました。よい肥料を作るというよりも、ゴミの削減が目的なのでそのへんはどうでもいいのですがね。

キッチンにはコーヒーかすを入れたミニミニコンポスト的なうつわを置いておき、ちょっとした野菜くずなどはそこに入れておくと匂いも気にならず見た目も汚くないです。バナナの皮など大きいゴミが出たタイミングでまとめてベランダのオレ流コンポストに放り込んで、かきまぜて、最後に土をかぶせておきます。

まぜまぜしていると、以前のゴミがどんどん姿を消しているのが確認され、なんでもっと早くやらなかったのだろうと思いました。私はスイカeaterなのですが、あの皮ゴミやっかいですよね。うっかりゴミ袋に穴が空いてたりすると、ゴミ出しするときにたいへんなことに......。考えてみればあれを燃やすゴミに出すのは、ゴミ収集をする人にも、焼却炉にも、地球環境にも大迷惑なことです。私の出したスイカの皮ゴミで地球の温暖化が促進されたかと思うと、罪の意識にかられます。

そんなスイカの皮もコンポストに入れたら瞬く間に(数日はかかるけど)小さくなって、有機的な物質に変化するわけですよ。ゴミに出せば温暖化に加担するスイカの皮が、豊穣の大地に生まれ変わるのですから。こんな当たり前のことに気づかないで何十年もゴミを出し続けていた私。

私が出すゴミはそもそも少ないので、削減してもタカが知れていますが、みんなでやったら大きな力になるはず。東京都はもっと本気でゴミを削減する取り組みをすべきでしょう。都会は土自体が少ないので難しいのかもしれませんが、狭いベランダでもバケツひとつ置ければ十分できます。特別な費用もかかりませんしね。

オレ流コンポストの1号機は土がすぐ乾いてしまっていたので、2号機はダンボールではなくビニールの袋にエコバッグ風の丈夫な袋を入れる形で実験中です。1号機は別のダンボールに入れて熟成中で、次はこの土で植物を育てるという楽しみが待っています。

今のところ、生ゴミ入れても土をかぶせておけば匂いも出ないし、虫も寄ってきません。肉や魚は入れられませんが、卵の殻は細かく砕いて入れます。動物系の生ゴミがほとんどない私の場合、燃やすゴミを出すのは週に一度で十分で、犬のオムツがなければもっと長くていいくらいです。

マイナス面も取り沙汰されるYouTubeですが、社会貢献もしているんですね。自治体だけでなく、国を挙げてゴミを減らすための啓蒙活動をしたら、何かが変わるような気がします。今さらですが、あのステイホームのときにコンポストを普及させていたら、間違いなく爆発的に浸透したでしょう。

まずはお試しあれ。
(すでになさっている方、尊敬します!)


今朝のマイソール中ずっと寝ていた理事長。

生ゴミではありません


ベッドのカバーと一体化してるって言われました。

ふふふ、確かに保護色