CHAZEN三昧

アシュタンガヨガと禅のある毎日

うちの禅師さま......

台風とともにシルバーウィークがやってきました。昨日のアーサナWSはほぼ天候の影響もなく、再び楽しいモードのなかで無事終了。来月の最終回は総集編的なものを予定しています。

そして本日、星覚さん坐禅会もひとりのキャンセルもないどころか、「呼吸っぽい」ゲストも飛び入り参加され、馴染みの仲間に新鮮な彩りが加わり、ますます好き時間となりました。

きょう読んだ随聞記のなかに「霧の中を歩いて衣が湿るように」という表現が出てきました。これは随聞記のなかでよく出てくる道元禅師のお言葉で、さすがは長年随聞記を読んできたみなさんなので、そこに気を留めた方が多く、それについて話しているまさにそのときに、とんでもない豪雨が横殴りで降ってきました。

たまにガッツリするのはいっときの土砂降り的な修行、毎日少しずつするのが霧の中を歩いて衣が湿るような修行。「毎日やるのがアシュタンガ」を天気がわかりやすく解説してくれた気がします。

また、古い時代の禅師さまのお尻に腫瘍ができて、医者に命にかかわる悪性と言われたが、どうせ死ぬならもっと坐禅をしようと坐禅をしていたら、その腫瘍がつぶれて何事もなく済んでしまったというエピソードが出てきました。それで思い出されるのが宮崎奕保禅師のこと。宮崎禅師がおられたときに永平寺で修行をされていた星覚さんが詳しい話をしてくださいました。

宮崎奕保禅師は60代のころに肺ガンを患ったけれども、休むように言われても病院のベッドで坐禅し続けたそうです。結果、病を克服してなんと108歳まで生きられた。最後の最後まで坐禅をし続けたものすごい禅師さまです。

腫瘍と言えばシュー理事長もです。昨年腫瘍ができて、悪性なのでもう長くないと言われたのに、腫瘍がつぶれてケロッと治ってしまいました。そしたら星覚さんが、シューちゃんも坐禅をしていたのではないかと......。

そうか、そうだったのかー。
私が早朝坐禅していると必ずフガフガ言って邪魔してくると思ってたけど、実は一緒に坐禅してたのですね。

シュー禅師さま、108歳までご存命あそばされるかもしれませぬ......。

じつは、こっそり、しゅぎょうしてたのさ......


呼吸法で痛みを克服できるという話は最近CHAZEN界隈で周知となっておりますが、私は宮崎奕保禅師のことを思い出して体調の悪さを坐禅で克服したことがあります。

chayoga.exblog.jp


ほかにも、きょう読んだ随聞記のお話はこの場所でのラスト坐禅会にふさわしい文言が散りばめられており、これまでのさまざまな禅の旅や坐禅会、プチ接心のことなど思い出されて、ただただこのご縁をありがたく思っておりました。

11月より主にオンラインでの星覚さん坐禅会が続きます。ご興味のある方は、ご連絡いただければご案内をお送りいたします。


そうそう、スートラクラスでサマーディの説明のとき私がよく口にする「そのものとひとつになる」というのは、多分にこの禅師さまの言葉を意識しております。参考までに。

chayoga.exblog.jp