CHAZEN三昧

アシュタンガヨガと禅のある毎日

雪、そして春のきざし

10日の雪は特に甲府や松本で多く降ったようで、こちらもこの冬いちばんの積雪となりました。ただ、立春もすぎて冷え込みがなく、翌日すでにだいぶ溶けました。それでも、20センチ以上積もったので雪かきは容易ではなく、また家の前は私道で除雪車が入らないため、きのうは4時間きょうは2時間せっせと雪かきに励みました。

毎日だったら話は別ですが、たまの雪かきは楽しいものです。かいた雪でできた山を見て雪像でもつくろうとルンルンしてきましたが、作業が思うように終わらず、遊んでる余裕はありませんでした。 

というのも、1月に薪にする原木を引っ張ったときに腰を痛めてしまい、溶けかかって重くなった雪を押していく力が制限されてしまうのです。だいぶよくなってはいるのですが、特定の姿勢や負荷がかかったときにまだ痛むので、パワーセーブモードでしか働けないのが歯痒いところです。


サンガの活動は順調で、オンラインで顔を合わせているせいか、空庵を訪れた人たちの顔を見てもぜんぜん久しぶりな感じがしません。もちろんリアルで会って話すことがいちばんですが、なぜオンラインを敬遠していたのだろうと以前の自分が可笑しく思われます。それぞれ事情があってCHAZENから離れていた人たちが、オンラインになったことで再び受講できるようにもなり、そういうプラスの面を考えていなかったことはうかつだったとも思っています。

特に、ヨーガ・スートラクラスは録画視聴による参加も可能なので、日程が合わない場合も聞き逃しなく受講でき、また復習や聞き逃したところの確認などもできるため、座学のハードルがぐっと下がったのは確かです。そう考えると、残念なのはお茶とおやつが出ないことくらいでしょうか。

初めての試みでスタートした原始仏典のクラスも好評で、この2月から本格開講し、スートラクラスと同様録画視聴の参加もできるようになりました。それぞれ月に一度ですが、その時間が参加されている方々の日々の励みになっているようです。

きのうは星覚さんによるオンライン坐禅会でした。こちらも、忙しいなか時間をさいてくださる星覚さんと熱心な参加者に支えられ、毎回充実した時間になっています。

こうして近況報告を書いてみると、静かな自然のなかで生活しながら、これまでのようなつながりも保てるとは、なんとありがたいことかと気づきました。薪は足りるか、薪を用意せねばと、一日いちにちを生き延びることに多くの労力を使う生活ですが、生きている実感と歓びもまた大きいです。

12月の寒波で東京から運び込んだ植物をことごとくダメにしてしまいましたが、スノードロップだけは雪をかぶってもなんのそので、かれんな花を咲かせています。春の訪れとともに私も負けずに新しい取り組みに着手していきます。

軽井沢の分校出身だけに寒冷地仕様