私がマイソール浦安に行く日は必ず雨が降ります。お正月の、普通なら雨など想定しない日にもにわか雨が降りましたし、3月は冷たい雨でした。先週のワークショップの日も風が強くて濡れてしまうような雨だったのです。なんなんでしょうねえ。→なんなんです。
それでも、話を聞きに来てくださる人たちがいてほんとうにありがたいです。見知った人が多くなるほどに、どこにフォーカスして話すかが絞りやすくスムーズです。呼べば応えてくれる感触があると、引き出しからいろいろなものを引っ張り出したくなります。
たとえば仮に、前回話したアシュタンガヨガの「ヤマ」と仏教の五戒の話を録画用にカメラの前で話したとしたら、それはもうまったく違う質感のものになるのではないかと思うのです。
ただ伝えるべきことを伝えるのではなく、参加している人たちとコミュニケーションしながら、その場に生まれるナニカをシェアしたいのですね。受け手が目の前にいて、その人たちがどれだけ真剣に耳を傾けてくれているか、内容を理解してくれているかが読み取れて、なおかつこちらからの投げかけに対して答えてくれると、場は立体的でリアリティをもったものになります。そこに立ち上るナニカがナニカを引き出すことにより、話はより具体性を帯びて、聞き手の胸にも届くのではないかと、そんな気がするのです。そうして、そのかかわり合いの中からサンガが形成されるのです。
オンラインクラスは遠くの人も、海を越えてもつながれるありがたさがありますが、生で触れ合う坐禅会やワークショップにもぜひ足を運んでください。ますます楽しい浦安クラス。たぶん次回も雨が降るでしょうけど、ぜひご参加ください。
