今週は降って湧いたように時間ができたので、地元のお友だちに会いに行きました。スーパーOKの前でバッタリ会って、今度お茶しましょうってお誘いいただいてから早3ヶ月。連絡するする詐欺みたいになっていたのが、ようやく念願かなったりです。
私よりずっと年上で、とてもステキな方なのです。だいたい、鎌倉逗子葉山には、超かっこいいオトナが多いんですよ。見た目もステキなのだけど、中身がそれ以上にイカしてるひとたち。東京だってかっこいいオトナはいるけど、人口比にしたらほんの一握りなので遭遇率はそれほど高くありません。
これまでずっと年下の友だちとばかりつるんでいたので、年上の友だちは新鮮でもあります。私がアシュタンガを始めたとき、まわりはみんな若くてキャピっとした女子ばかりでした。それから20年......先日、昔の練習仲間の集まりに顔を出して、彼女たちがやっと当時の私の年齢を超したことに気づきました。あのころは40過ぎてアシュタンガ?的な雰囲気がありましたけど、今じゃ40以上が主流ですね。
それはともかく、その年上のお友だちのお友だちは今90歳で、なんと80歳でお嫁に行ったのですって!
いやはや、私まだまだ若造です。ひよっ子です。ケツが青いです......あ、ちなみに得度したときに生まれ変わっているので、実際いま満1歳と4ヶ月です(肉体は中古なんで蒙古斑は消えてますけど)。
そういう先達がいると思うと、勇気出ますねえ。世間目線に合わせると、もう終わった?みたいな気分にさせられてしまいますが、人生これからでしょう。そういえば、禅の世界にはびっくりするほどご長寿な祖師方がいらっしゃるのです。中国の趙州和尚など120才まで生きたそうです(ちょっと盛り過ぎだろとは思いますが)。
前から読みたかった鈴木俊隆老師の本をお借りしてきたので帰ってから読み耽り、今度は俊隆老師のすごさに刺激されまくり、シャバにいても修行がんばろうと、ガッツ満タンいただきました。
数日後には地元のお友だちが二人のお友だちを連れて、「なんなん庵」にお茶を飲みに来てくださいました。おひとりは地球フレンドリーなスピリチャル系で、ヨガをやっていてもぜんぜんスピリチャルでない私は話を聞いて感心しまくりです。
気づいたのですが、私がヨガから禅にシフトしたのは霊性の欠如ゆえではないかと。もちろん禅も宗教ですからスピリチャルな部分はありますが、他と比べるとかなり少ない。真言宗などはもっと神通力風味でしょう。ヨガでもタントラにはイマイチ乗れない私なので、ぜんぜんスピリチャルではない雑巾掛けなどの普通に日常的な修行スタイルが性に合うようです。
原始仏典が好きなのも、大乗仏教の華やかでちょっとマユツバな話よりもしっくりくるからかもしれません。スピリチャルであること、霊性は大事なことですし、大乗仏教のトンデモなところも必要だという認識はあるのですが、どうも私はニブいみたいです。
話の流れで、最後に4人でちょっとしたマントラ瞑想をして、久しぶりにOMのバイブレーションを感じました(私のスピリチャルはせいぜいこのくらい)。こんな気軽なお茶会+αがなんなん庵にはちょうどよいみたいです。
ところで、私が大喜びしたのはゲストが持ってきてくれたお花。お庭の花をアレンジしてブーケにしたもので、なんで私がお花屋さんで売ってない、白と緑だけの花束が好きだって知ってる?!というくらい、どストライクゾーンのセレクト。ギボウシを見ると、軽井沢のCHAZEN分校を思い出して帰りたくなります(今どうなってるんだろ)。しかし、あんな庭があってもこんな気の利いたプレゼントをすることは考えつかなかったです。

私の好きなレインマンのシューちゃんメインでもう一枚。

人と交わることで刺激を得て、生きるエネルギーをチャージしてもらった気がします。お金を施すのが「財施」、笑顔を施すのが「和顔施」だから、これは「エネっ施」かな。