なんなん三昧

旧「CHAZEN三昧」からタイトル変えました

喫茶去会

なんなんの新しい試みとして、「喫茶去会」と「禅飯の会」をはじめました。

この1年の試行錯誤の結果、覚水さんの活動は「とっつきにくい」のが難点だと思うに至りました。インド哲学もさることながら、多くの人は「坐禅」と聞いただけで敬遠するようです。楽しい時間なんですけどねえ。嫌われてしまうのでしょうねえ。

こんなとき、いつも思うのが「泣いた赤鬼」のことです。仲良くしようと思っても、怖がって人が近寄ってこないんですね。

そこで「ドナタモ オイデ クダサイ オイシイ オカシモ ゴザイマス オチャモ ワカシテ ゴザイマス」という看板を立てておこうと思ったのが喫茶去の会、つまり坐禅会でなくただの茶呑み会です。

Geminiに描いてもらった「かわいい赤鬼」


そうしたら、さっそく地元の3人娘が手を挙げてくれました。「喫茶去会」という言葉に反応してくれたのです。しかも、盛り上がるテーマと楽器を持ち込んでの企画付きで「ご来なん」いただき、私はそこに乗っかるだけというなんともありがたい会です。

そんなわけで、青鬼さんとのヤラセなしでも盛り上がる会になって、赤鬼は大いに喜びました。妙に心地よかったのは、私は、ただお茶を入れてただけだったからかもしれません。

持ち込まれた楽器はマンドリンとオカリナ。ジブリの曲や童謡などやさしい曲を演奏してくれました。旅の話、自然界の話、音楽の話......とおしゃべりの話題も尽きることなく、たちまち時間が過ぎて夕暮れが近づいたところで、すかさず5分だけの坐禅体験もしていただきました。

ちょうど暮れてゆく空に雪を抱いた富士山の頂上が見えてきたので、しばらく染まりゆく空と山、そして海のウォッチタイムです。そのタイミングで、マンドリンの某嬢がドヴォルザークを奏でてくれました。薄暮のなか、郷愁を帯びたその旋律が心に響きます。

やはり音楽はいいものです。音楽の話になったとき、私はつい溺れてしまうのでふだん聴かないようにしていると言ったばかりですが、なんなんで演奏会やりたいなあと妄想が湧いてきました。

みなさん仏道にも坐禅にもあまり興味はないみたいですが、心がきれいで仏のような3人娘とのよき時間でありました。

もしかしたら、ホンモノのお坊さんは仏教の話なんかしないんじゃないかなと思えてきました。仏教の話をしないでも、存在そのものが聖の匂いに満ちた人、そんな人がホンモノのお坊さんなのだろうという気がします。もちろんその匂いを纏うためには長い間の研鑽が必要で、明らかにニセモノ臭が漂う私は遠い目をするばかりですが......。

手土産にいただいた品々は、本日が命日のシュー理事長に手向けさせていただきました。

おかげで豪華な法要に......


もう丸三年になるので記憶も少しずつ薄れていますが、やっぱりこの日は私にとってまだビターです。でも、シューはそんなこと気にしちゃいないんです。眼中にあるのはただカステラのみ。さすがはグル。師匠の書いた「只管」の文字と重なります。

ともあれ、赤鬼はお茶を沸かしてお待ちしておりますので、どうぞお出かけください。