なんなん三昧

旧「CHAZEN三昧」からタイトル変えました

観音様の日に、鎌倉で

北鎌倉の東慶寺には、月に一度18日にだけ拝観できる観音様がいらっしゃいます。すぐ近所に仮住まいしていたのに、なかなか都合が合わずでしたが、一年近く経った本日にちょうど鎌倉でお話をする機会があり、帰りに行くつもりでした。ところが昨日になってその予定が明後日の間違いとわかったのです。これも何かの巡り合わせでしょうか。午前の予定がなくなったので、観音様に会いに行けたばかりか、住職の法話も拝聴することができたのでした。

私の観音様びいきは美術品としての観音像好き(たぶんミケランジェロの延長ともいうべき類の)から始まっているのですが、仏弟子になってからは毎朝観音経を読むので、もっと掘り下げてみたいという気持ちが募っています。本来の観音像好きも相俟って、ちらちら観音様関係のものを読んだり聴いたりしているのですが、昨日たまたま東慶寺水月観音のお話にあたって、これもまた観音様のお導きかと思いながら、ウキウキと出かけたのでした。

ホームレスと旅の暮らしを続けた反動か家で過ごすのを好む昨今ですが、観音様に会うのは好きな人に会いに行くように気分が上がります。実際にお目にかかると、そのときのコンディションもプラスされて残念な気持ちになることもたまにあるのですが、今日の観音様はゆっくりじっくり穴の開くほど堪能させていただくことができて大満足です。実は怖い目をしていらっしゃるのですが、それが見えるほど明るくなく全体の柔らかいイメージのままが心に刻み込まれました。

住職の法話を聞きたかったのは、いろいろがセンスのよいお寺なので、その住職が一般の参拝者にどのような目線でお話をされるのかに興味があったからです。シャバシャバしたふつうの服を着て帽子を被って行きました。ご本尊の釈迦牟尼仏の前で座っているとつい手を法界定印(坐禅のときのムドラー)にしそうになりますが、一般人一般人と自らリマインドして手を何気なく組み、般若心経を読む時もお経本を開いて、うまくその場に紛れていたのではないかと思います。

法話のテーマは観音様との関連はなく、きょうは「祈り」でした。気楽に聞けてたいへんわかりやすく、しかもなるほどと思えるお話。最近坐禅会でお経を読んでいるのですが、この法話会でも読経の時間がよかったです。たいへん参考になりました。覚水さんにも一般の人向けにやさしいお話ができるかもしれないと思いました(楽天主義)。印哲風味なしの、やさしい赤鬼になれそうな気がしてきました(個人の感想です)。

18日にちは多くのお寺で観音講が開かれています。なんなんの観音会があったらいいなと。オンラインクラスで取り上げた観音様の話も好評でしたしね。それで、来年から毎月18日に観音会をやろうと考えております。日にち限定なので曜日がまちまちですから、その月によって対面だったり、オンラインだったり、時間も内容も一定ではありませんが、それがまた面白いのではないかという気がします。カレンダーを見て4月までの企画がほぼできあがっています(昨日思いついたのですけどね)。

さて、東慶寺は写真撮影禁止なので、ただいまの円覚寺前紅葉情報をお伝えします。

掲示されている詩は管長日記でどうぞ


先々週行った一条恵観荘@鎌倉は、一部が色づき始めたところでしたが。

紅葉前だからこそ傘の赤が映える