CHAZEN三昧

アシュタンガヨガと禅のある毎日

I have a dream!

この春に森のリトリートプロジェクトをスタートさせたことは、どうやら私が想像していた以上に練習生の心をかき乱していたようだ。CHAZEN消滅の危惧を抱いたらしい。

私自身はまったくそのつもりがないので、最初からあっけらかんとリトリートハウスを買っちゃったよなんて話していた。もし、CHAZENをたたむような意図があったとしたら、たぶん誰にも言わずにそっと進める。もしくは、最初から胸の内を吐露していただろう。

もちろん、将来的に家賃の高い東京に住み続けることはない(できない)と思っているし、ゆくゆくは自然のそばで暮らしたい。ただ、ポンコツとはいえ一応まだカラダも動くし、年金をもらうほどのトシではないので、隠居とか引退までは考えていなかった。

でも、それは私の勝手な解釈であって、少なからぬ人がちゃみさん引退して山に移住するのでは?と考えたみたいだ。


うーん。申し訳ないことをした。

毎度毎度、お山の話ばっかりで、アシュタンガヨガのことや、神楽坂のCHAZENに興味を失っているかのようにも見えたかな。

たぶん神楽坂のCHAZENは、ある意味で成就してしまったのかもしれない。「毎日やるのがアシュタンガ」が浸透し、インド思想や禅でヨガへの理解も深まり、田んぼ活動を通して横のつながりもでき、まさに私の考える理想のサンガができあがっている。

そう、今のCHAZEN生はみなデキのよい、つまりは手のかからない子どもたちなのだ。

だから父さんは少し家を離れて、次のミッションに向かっているんだよ(なぜ父さん?)。

I have a dream.  by Martin Luther King


多くの人の毎日が幸福になったら。
もっとテクニック以上のヨガを伝えられたら。
毎日CHAZENに来られない人にも伝えられたら。


その答えがリトリートなの。

リトリートのよさは、レクチャーを超えた学びや気づきにある。

私は何かを教えているようではあるけれど、単に自分の経験を話しているにすぎない。
実はその内容はどうでもいい、というか大したことはない。
ただ、受け取る人がそこから何を感じるか、何を気づくか、だ。

同様に、自然の中に身を置くことで何を感じるか、
一緒にご飯を作ったり、掃除したり、草取りや落ち葉掃きをすることで、それぞれが何をどう思うか。

リトリートの教えはそれらの中にある。
合宿という形をとって、私だけでなく参加者どうしが同じ時間と経験を共有するからこその教えだ。

今月のリトリートには、いつもCHAZENで練習している人とそうでない人が半分ずつの4人が参加した。アシュタンガ経験や年齢もそれぞれ違うのだけれど、そこには新しい出会いから得る刺激と同時に思いやりに満ちたサットヴァな雰囲気があふれていた。

私は指導者のようなフリをしているだけで、ほんとうの師はあらゆる存在すべてであり、自分自身である。

リトリートはそういう出会いももたらしてくれる。


とはいえ、神楽坂あっての軽井沢。
「毎日やるのがアシュタンガ」があってこそ、リトリートの教えが活きるのだ。
冬の間はお山に行くのも控えめになるので、神楽坂でじっくり新しいスートラクラスの準備などするつもり。
まだまだ神楽坂のCHAZENやる気マンマンなんですけど、いいですか〜?

そして、新年と春先は初心者向けコースの季節。
来年こそはマイソールデビューしたいと思っているあなたへ。1月5日スタートです。ぜひどうぞ。

www.chazenyoga.com


それからシーズン最後のリトリート、実施は確定していて、まだ空きもあります。こちらもぜひに〜。

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