CHAZEN三昧

アシュタンガヨガと禅のある毎日

インド思想

もらい泣き

昨日のスートラクラスは、いよいよ三昧章の最終段階に入って、コムズカシイ話を展開せざるを得ないところに差し掛かりました。第1章のハイライトだけに話すことはいくらでもあるのですが、話せば話すほど受講者が混乱するであろうことは想像に難くありません…

充実のCHAZEN的3連休

海の日の3連休は、土曜がオンライン随聞記の会、日曜がアーサナWS、月曜が呼吸法〜瞑想の特別クラス3本立てで充実した3日間となりました。「正法眼蔵随聞記」は、終盤にきて道元禅師の教えが明確に伝わりやすい内容になっているように思います。現代の、しか…

オトナの印哲喫茶

先週末はマイソールをお休みさせていただき、ケータイも通じないようなアウトオブシャバにおりました。しかも疲労で朝から身体中パンパンにむくみ、頭もぼんやりして働かず、とても印哲喫茶で「正法眼蔵」の話などできそうにない状態です。そうだ、今日こそ…

やっぱりお釈迦様系

本日の印哲喫茶、ギーターのなかでもヒンドゥー色の濃い部分で、信仰・信愛にかかわる大事なパートではあるけれど、これまでの章と比較すると冗長なところが多く、サラッと流した。......つもりなのに、気づけば猛烈に時間が押していた。とりあえずお茶だ。 …

オレより掟

内田樹先生がおもしろいことを書いていらっしゃったのですよ。 いわく、ドラマ『北の国から』と映画『ゴッドファーザー』はほとんど同じ話なのだと。blog.tatsuru.com なかなか思いつかない視点ですわ。 ドン・コルレオーネが個人的感情や利害得失ではなく「…

印哲喫茶がただのギータークラスではない件について

昨日の印哲喫茶は前回よりも静かにゆるやかになるのかと思いきや、蓋を開けてみれば、ギーターにとどまらない世界観、死生観にまで展開して、とても意義深いクラスになったのでした。もはや、私が多くをしゃべらなくても質問が出てきて内容が膨れ、発展して…

離欲について思い出したこと

世間的には3連休となった先週の金曜日はレッド+呼吸法の実践クラスで、定員を超える予約が入っていたにもかかわらず、大雪(にはなっていないのだが)で体調を壊す人続出で、出席者が半分に。それはそれでちょっと番外編っぽく、楽しい時間でした。そして、…

印哲喫茶が濃密すぎる件について

印哲喫茶第1回「バガヴァッド・ギーターの世界とその死生観」は、なんだかめちゃくちゃ濃ゆいクラスになりました。従来のギータークラスでも、第2章は始めにしてハイライトでもあり、とても1回では終わらないのですが、今日はイントロ抜きでそのハイライトだ…

「印哲喫茶」はじめます

めずらしくショーペンハウアーを手に取って、ちらりと幸福論なんぞ読み始めてみたけれど、本気にはなれないな。いや、つまらないとか難解ではなく、むしろあらゆるページに、その通り!とあいづちを打ちたくなるほどおもしろく読める。しかし、ものごとを眺…

目覚めた方

本日、またすごいものが届きましたのでございます。 このデジャヴュ感よ そう、あのときのケーキ、again。ちがうのは、メッセージプレートの文字だけ。chazen.hatenablog.com はて、これはバースデーケーキのようではありますが誕生日でもないのにいただいて…

天使たちのヨーガ・スートラ

本日、今期スートラクラスの最終回でした。 4年半かけてついに第3章の終わり、kaivalya(独存)まで至りました。もちろん、脳内での理解ということですが、サマーディ(三昧)の先にある最終ゴールを見学しに行ったようなものです。最終目的地がどこにあるの…

楽しいなら間違いない

お盆休みの大雨降りとなった本日のスートラクラス。 参加者も少なめだから、いつもと違うことを試みてみた。ふだんは私がまず講義形式でスートラの解釈をして、最後に感想などを言ってもらうやり方をしているが、きょうはまず参加者自身が説明する立場になっ…

気を動かす

今日のスートラクラスは、チャンティング強化プログラム。 5月の臨時休校中にやったオンラインクラスでみんな四苦八苦しているのが見て取れた。本気でやるには時間がかかりすぎるので、いつもはさらっと流すだけなのだけど、やる気のある人も増えてきたし、…

アシュタンガヨガはタントラの仲間か

さて、前回のスートラクラスはコンテンツてんこ盛り。 どう考えても多すぎるので、一部は来月に先送りしたけれど、それでも店先だけでは足りずに道路の向こう側まで進出して、もはやスートラはスートラ(経)でも般若心経にまで展開していくちゃみ商店であっ…

ダークサイド

きのうのこと。 散歩&買い物を終えて帰宅し、犬の夕ご飯をふやかしている間に買ってきたマンゴーを食べた。熟れ熟れなので種のまわりに残っている果実がもったいない気がして、シューになめさせようと考えたことがそもそもの間違い。ジューシーだからペロペ…

ヨーガ・スートラとCHAZENのアシュタンガ

少し前まではお山を往復してはひたすら肉体労働三昧だった生活が、4月から東京ステイホームの勉強三昧に一変した。もともとアウトドアとインドアが両方充足していないといられない(暴れたくなる)タチなのだけれど、よくまあおとなしく家の中で勉強してるな…

五蘊は空なんです

先日の体調不良がある漢方薬飲んだら即効でよくなった。たとえば鎮痛剤を飲んで痛みがスーッと引くように、モヤがさーっと晴れていくように、ポーッとしたのが取れたのだ。体調がいいと中医学の勉強が調子よく捗って余裕ができたので、ヨーガ・スートラ第4章…

さざ波のように

先月に引き続き今月も予定どおり開講したスートラクラスですが、なぜか久しぶりのようななつかしい感じがしました。当たり前ですが、リアルなサンガはいいものです。今日はプラーナの種類、五唯、五元素について学んだあと、超能力ならぬ「能力開発実習」と…

インド思想の読書案内 <入門〜編>

今回はインド思想の入門書を5冊紹介します。『インドの思想』川崎信定著 ちくま学芸文庫 インド思想についてしかるべき研究を重ねた学者の書いた本は、一般の人にとってはまず難解だと思うのですが、この本は一般的な人がインドの何を知りたいのかという目線…

インド思想の読書案内 <プレ入門編>

ずいぶん前に、仏教について学ぼうと思い買ったのが『ダライ・ラマの仏教入門』という本でした。仏教のなんたるかがまったくわかっていなかったころです。ダライ・ラマというだけで選んだのですが、入門なんてとんでもない。初学者にはいきなり十二支縁起な…

8日目:出会ってしまった

ごきげんよう。 思わせぶりなタイトルだけど中身は大したことない、臨時休校8日目のなんちゃって日記です。まだ緊急事態になる前、量子力学について何か読んでみようと思い、図書館で検索して借りてきたのが、佐治晴夫著「14歳のための宇宙授業〜相対論と量…

スートラの時間が充実

昨日は今年に入って初めての、CHAZENでの(オンラインじゃない)ヨーガ・スートラクラスでした。リアルな反応を感じながら話してこそ、CHAZENの座学らしくなるように思いました。予告どおり、第2章で学んだサーンキヤ二元論についておさらいをしながら第3章…

オンラインでも充実のスートラクラス

オンライン版ヨーガ・スートラクラスは、予期せぬトラブルもなく無事終了。 最初に約90分ほぼ一方通行で講義をしたのだけれど、いつもの位置に座って話しているのに目の前には誰もおらず、というシチュエーションにちょっと緊張した。人前では緊張しないけど…

感謝と祈りのアシュタンガヨガ

感謝と祈りの太陽礼拝ワークショップは、最終的に当初の定員の倍近い参加者で開講。思い入れが強すぎて、ワークショップの出来がイマイチになりそうだなあ......と思っていたら、やっぱりそんな感じになった。ところが、受講者の反応はイマイチでもなかった。…

アシュタンガでパフォーマンス向上

ヨーガ・スートラクラスは、先日からついに超能力についてのエリアに入り、来年もしばらくは延々とその話が続くことになる。最初の目論見では、この部分は軽く触れる程度で超特急で進めようと考えていたが、3章に入ってからはもはやどんな経文が出てこようと…

禍転じて......第7期ギータークラス終了

今期は希望者少なくて開講見送りかと思っていたバガヴァッド・ギーターのクラスなのに、イントロクラス+5回に濃縮したダイジェスト版にしたせいか、スタートから昨日の最終回まで一貫して受講者が安定し、またモチベーションの高い人が多く集まったすばらし…

お通夜風味の〜スートラクラス

久々に見た気がする。 座学のときに、どこか遠いところへ旅立っていく人たちの顔を......。かつてはギーターでもよく見られたけど、それを踏まえて加減して話すようになったのと、今は全体のレベルが上がっているせいで、近ごろはあまり見られなくなった光景…

「ニャ」について考える

jñāna というのは知識という意味をもつサンスクリット語です。そもそもがサンスクリット語の音をカタカナで表記するのには限界があるのですが、それはさておき、この語は特に要注意です。日本語で書かれた(翻訳された)文献のほとんどは「ジュニャーナ」「…

偉大なるグル

朝3時半ごろ外に出たら、うっすらと雲がかかった空にぼんやりと明るい光。きのうは満月だったけどまったく月が見えなかった。そのうち少しずつ雲が切れて、ところどころの雲間から星が見えた。シューさんの脚を拭いていると、木々の間にまんまるお月さま。ほ…

そろそろ呼ばれてるかも

昨日のスートラクラスに新人が仲間入りした。 おやつの「手作りおやき」におびき寄せられたともっぱらのウワサだけれど、これ以上避け続けられないと観念したのか、満を持しての参加。もっとも、このクラスの半数以上は2年目以降からの参加者なので、まず第1…