CHAZEN三昧

アシュタンガヨガと禅のある毎日

印哲喫茶が濃密すぎる件について

印哲喫茶第1回「バガヴァッド・ギーターの世界とその死生観」は、なんだかめちゃくちゃ濃ゆいクラスになりました。従来のギータークラスでも、第2章は始めにしてハイライトでもあり、とても1回では終わらないのですが、今日はイントロ抜きでそのハイライトだけを味わい尽くした感じです。

ギーターはもう数えきれないほど読んでいる私ですが、まだまだこれまで気づかなかったような新しい面が見えるのです。どれだけ読んでも、そのときの自分の心境はもちろん、修練の進捗状況を反映するかのように別の見方を示してくれます。何度でも再発見があり、何度でも新しい学びと気づきを与えてくれる、ただならぬ書物なのだと改めて感心しました。参加者も総じてそのようなことを感じた様子でした。

ギーター初心者もいたのですが、ヨーガ・スートラのクラスで土台ができている方たちだったので、長々と説明しなくてもすっと理解できたようです。ギーター → スートラという順番で進むとスムーズなのですが、最初にスートラで鍛えられていたのでギーターがわかりやすく感じられたかもしれません。

かくして、よけいな説明なしに大事なところだけをじゃんじゃか取り上げたので、濃密さが際立つ結果になりました。こんなクラス、ふつうはできないだろうと思います。ヨガスタジオとか、カルチャーセンターとかで、ここまで濃い話はできないでしょう。できるとしたら、終夜営業の飲み屋ぐらいかと。

あらかじめ自分に言い聞かせておいたことがあります。
「しゃべりすぎるな」と。テーマがテーマだけに、マイク持たせたら握りしめたまま朝までしゃべり倒してしまうことは必至。途中、アレもコレも持ち出したくなるのを抑えて、でもやっぱりしゃべりすぎました。

あれ? これって最初っから毎度毎度言ってることじゃないですか。

chayoga.exblog.jp


変わったのはシューさんの座り方くらい。

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オヤジと言ってるうちが華か


でもね、しゃべらないでいるの、無理ですわ。朝まで飲みながら、飛沫飛ばしまくりながら、語り合いたいですわ。

いつの日かやってみたいな「印哲酒場」


参加者で、養老先生の話を引き合いにコメントしてくれた人がいて「おお、ストライクが来た」と思ったのですが、その時点ですでに終了時間を大幅に超過しており、そこには深入りせず若干不完全燃焼で終了しました。また次回、あるいは今後の印哲喫茶に続けたいですね。そういうキッカケとかトリガーを与えるべく、参加者にはどんどん発言していただきたく思います。どうぞよろしゅう。

余命宣告的には今ここにいないはずだった理事長は、一言も話さず多くを語っていますがね。

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グルにはかないません


次の印哲喫茶もギーターを予定しています。詳細は近日中にWebページにアップしておきます。