年末年始はマイソールクラスが8時スタートだったので、坐禅をしてからアシュタンガの練習をして、朝からたっぷり時間を使ってプラクティス三昧。
腕が動かなくなったのも何かの思し召しだから、もうアーサナはあまりやらずに次のステージへ進んでいるのだけど、せっかくたっぷり時間があるのだからと、毎日インターミディエイトをフルで練習した。
もちろんまだできないことがたくさんある。ただ、もはや激痛が走ることはなく、単に力が入らないとか動かないというだけだ。
毎日やって感じたのは、インターミディエイトの練習は肩・腕のリハビリにうってつけだってこと。
日常には支障ない。いや、日常どころか、バール持ってウッドデッキを解体したり、斧を振りかざして薪を割ったりしてるくらいなんでもできるのに、インターミディエイトのポーズをやると、ヨガーサナ的にはまだぜんぜん元どおりにはなってないことが実感されるのだ。
ヨガってすごい。
フツーの人がフツーに暮らしていたら決して気づかないであろう部位を開いたり伸ばしたりする。それによってカラダが活性化され、毎日が生き生き・はつらつになるしくみ。万能感がハンパない。
アーサナの練習は、どんなに高度なポーズができたとしてもヨーガ学園からしたら中等部どまりだけど、健康のためには高等部や大学に進学しても続けるのがよろしいね。高校・大学でも体育はあるから。
それにしても、骨折からもう4年にもなろうとしているのか。
先日、ウェブページに使う写真を探していて、骨折した手を抱えて飛行機に乗ったときの写真が目に止まった。
ギプスしてても、片手しか使えなくて荷物とかてこずってても、誰も助けてくれなかったのがある意味すごいと思った。イギリスだったら、親切な人がすっ飛んでくるような気がするが......。
痛くてもごはんは完食。
カップに入ったお水のシールがはがせなくても、こんなどす黒い手でも、インド人クルーはスルー。
それにしても、バイクから落ちて直後にすぐこれは骨折だと確信したのが自分でも不思議だ。生まれて初めての骨折なのに、なぜか直感した。
ほんとに偶然、現地に住んでるシャラ友が通りかかって、すぐにイギリス人のご主人を呼んでくれた。私が骨折と断定したので彼が迷わず接骨院に直行したおかげで処置も早かった。
もう明日帰国するだけっていう日の夕方のできごと。
まさかそれから4年たっても前のように練習できなくなるとは考えもしなかったけど。
もし、アーサナしか教えてなかったら、今ごろどうしていたのかな。
座学とか禅に力を入れてなかったら、どうなっていたのだろう。
すべてが仕組まれた筋書きのように思えてならない。