昨年は毎回のようにシカに出会ったけれど、今年は一度だけ。
7月の早朝、ひとんちのお庭を眺めながら歩いていたので向こうのほうが先に気づいて固まっていたみたいだ。ちょっと先でキャヒーンと泣き叫んだ声で気づいたら、ダッと走り去るシカの後ろ半身が見えた。
数日後その場所にツキノワグマがいたそうな。
遠くから見て黒いラブラドールかと思ったらクマだったという。そのまま谷のほうへ逃げていったらしい。いつか、探知犬がクマを追って分校の庭を横切っていったことを書いたけれど、どうやら今年は、軽井沢町内の至るところでクマが目撃されているようだ。
そして、分校の庭(正確には敷地外だけど)には、モリモリっとしたクマのフンがあった。7月、私が来る前にここに出没していたみたいだ。朝方暗いうちに外に出る時や、草取りに没頭しているときなどは特に用心している。
昨年は庭にヘビがいたけれど、今年はきれいにしたせいかお目にかかっていない。「雑草を茂らせておくとヘビに気づかずに踏んで噛まれるリスクが増大する」というのは昨年までの田んぼ活動で、しかと心得た教訓である。
そのヘビのエサであるカエルは田んぼにいるのかと思っていたら、森の中にもたくさん生息している。いろんなマンドゥーカがいて、
ちっこいのから、
中くらいの、そして、おっきくてグロテスクなのまで。
なんかこういうおじさんいるなー。
薪を片付けたらその下から出てきたのでびっくりしたよ。カエルくんには悪いけど遠くにお引っ越ししていただいた。一瞬「ちょっとまて。魔法でヒキガエルに姿を変えられた王子様かもしれないぞ」と思ったのだけれど、今さら王子様が現れても困るしね。
こないだはみんなで朝のスムージーを飲んでいたら、オスのカブトムシが「おれにも飲ませろー」って網戸にすがりついてきた。
分校には、カブトムシが飛んできたら数日間はペットにする習性をもつヒト科の生物も生息している。
あとで近所の子どもにあげようとザルを伏せたなかに入れておいたら、猛のやつ、いつの間にか脱出していた。
2日後、朝練終わって横になったら、ん?
今朝はサンデーパークの手前にリスが歩いてて、急ぎiPhone出したが、リスは遭遇率が低い上にすばしこくて撮れないのだ。姿を追って、なんとか、ちょーわかりにくい写真が撮れた。
振り返ると、その場に固まっているイヌがいた。
この暑いさなかでさえ、ヒトにひっつく習性のあるイヌであった。