みうらじゅんの仏像話を聞いてたら、矢も盾もたまらなくなりトーハクへ駆け込んだ。
本館の展示で平安時代の十一面観世音立像が3点見られたのでかなり満足。満足しておきながらも、ふと考えてしまったのだが、ずいぶんお年を召しておられる仏像さまたちなのに、展示替えだの出張だのであちこち移動させられるのは実にお気の毒である。お姿を拝見できるのは幸いではあるが、もともと安置されていたお寺で本来のお役目を果たされることはかなわないのかと。
動物園に行くと、動物たちと会えてうれしいけれど、本来棲むべき場所に(野生に)居た方がいいのではないかとも思ってしまうのと同じことなのかもしれない。仏像も動物も意思表示はされないからわからないけど。
トーハクもエーハク(大英博物館)も大好きなくせに、アンビヴァレントやー。
仏像をいくつか見ることができればそれで十分なのだけど、せっかくだからとアジア館や法隆寺館もまわる。特別展(今は沖縄返還50年の)はパス。そのうち今度の日曜日の印哲喫茶で話すネタを思いついたりして......。
ギーターなのに仏像ネタかよ!
先日のスートラクラスで学んだことが今度の印哲喫茶と著しくリンクしていたので、そのときにサビの部分を話してしまった。手の内を見せてしまったからには、別の切り口を用意せねばと思っていたところだった。ありがとう、みうらじゅん。こうなったら思いっきり暴走だ(でも時間が足りない)。
ところで、仕入れてきたネタは印哲喫茶用だけにあらず。
本来の仏像鑑賞とはまったくかけ離れた視点で、そう、あたかも仏像になど興味のない修学旅行生のような視点で拝観してしまったのがこちら。
いや、これだけ見ていたら何もおかしくはないのだけど、1mくらいの高さがあるケースの中に入っているので必然的に目線が四天王の踏んづけている邪鬼たちに......。
以下はその妄想劇場の展開。
上の写真の奥のほう、多聞天が踏みつけている邪鬼はスプタクールマーサナの練習中か
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多聞天は、アジャストメントをしているのであろうか
(このアジャストでは、脚が首の後ろにかかるように、背中を押すことで肩の上に脚を乗せ交差させるのがポイント)
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足で踏みつけたらめっちゃ強力なアジャストになりそう(よい子はマネしないでね)
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邪鬼が練習生に、四天王がちゃみこさんに変換された図
............あとは各自ご自由に妄想ください。
お口直し:
某丈に「こんな顔で寝てみたいですね」と言わしめた理事長の寝顔も仏に近い。