CHAZEN三昧

アシュタンガヨガと禅のある毎日

いつも心に安らぎを

このところ、少しばかり心身を消耗していた。
新しいことを始めるときは流れが変わる。淀んでいたときならばよい刺激になるのだけれど、順調に流れているときはそこから不調和などの好ましくない変化も生ずるものだ。覚悟して決めたことなのに自分を疑っていることに気づく。自ら志願して火に飛び込んでおきながら火傷を気にしている自分に苦笑する。

CHAZENを始めるときも多くの痛みを伴った。心配しようがしまいが結果は同じ。いつだって孤独な闘いを続けるしかないのだ。けれど、ぼんぼん凡夫の私をふと弱気が襲う瞬間がある。

そんな今日のギータークラスで読んだ詩句がほかならぬ自分自身によく効いた。6期目の今回でもまだ新鮮に私の心に響いてくるギーターのことば。何度読んでも、読めば読むほど響いてくることば......。

第5章には特に私が気に入っている詩句がある。そこだけ活字が浮かび上がるような、あるいはスポットライトがあたるような感じがするのだ。

外界との接触に執心せず、自己(アートマン)のうちに幸福を見出し、ブラフマンのヨーガに専心し、彼は不滅の幸福を得る。(5−21)

実に接触から生ずる諸々の享楽は、苦を生むものにすぎず、始めと終わりのあるものである。アルジュナよ、知者はそれらにおいて楽しまない。(5−22)

内に幸福あり、内に楽しみあり、内に光明あるヨーギンは、ブラフマンと一体化し、ブラフマンにおける涅槃に達する。(5−24)


上村勝彦訳『バガヴァッド・ギーター』岩波文庫より


ガーンディもこうしてギーターの言葉に励まされながら非暴力の闘いを続けてきたのだと思うと、大きな力を与えられる。

光は内側にあるのだ。きょうはそれを「安らぎくん」として説明したら、初めて参加の方にも通りがよかった。ギータークラスはどんな地味でも続けていこうと思った本日の私。


マイソールクラス中、ちょこまか歩いててまったく寝ない部長をスリングに入れてぶら下げておいた。

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反省......(してるフリ)