CHAZEN三昧

アシュタンガヨガと禅のある毎日

サットヴァを呼ぶ少食生活

たった1日の断食後は、あらゆることがいい流れに乗っているような気がします。肉体的にも快調であるばかりか、精神的にも気力にあふれ、かつ穏やかで安定しています。いつもの自分に戻っただけなのですが、いろいろがうまくいっています。

今回の伐採も然り。
2日目はまず先日の倒したカラマツを北側に運ぶところから。大雨の時に泥が流れてこないよう堤防をつくりたいとお願いして、大木を運び入れてもらいました。さすがに人力ではびくともしないので重機が活躍します。

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ウッドデッキの脇を通って裏側へ


この強力な堤防+お濠があればたいていの大雨は大丈夫と思われます。

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これでひと安心


大がかりな工事は金銭的に無理なので知恵を絞り解決策を考えたのですが、わたしひとりではとても実現できません。それを、実に協力的に手伝ってくださった。普通の業者さんだったら、かなりの確率で嫌がられると思うのです。何十万も出せば話は別ですが、かなりの低予算です。嫌な顔されても文句は言えません。それなのに、このあともさまざまな私のお願いを二つ返事で次々処理してくれて、みるみる庭がすっきりしていったのでした。

もちろん、これまでにも仕事をいろいろ頼んでいるので信頼関係が成立したというのもあります。でも、おそらく仕事そのものを楽しんでやっているので、金銭的な損得勘定よりも仕事をまっとうすること自体が喜びになっているのだと思います。金銭とサービスのやりとりというビジネスではなく、業者と顧客を超えて一緒に庭を片づけてくれたようなあたたかさを感じて、泣きそうなくらいありがたかったです。

これぞサットヴァな働き方ですね。
見返りを求めず、仕事そのものを楽しんで、利他の精神でやる仕事......これぞ光り輝く純質の働き方です。庭がきれいになったことよりも、そういう人たちを見たことのほうが大きな収穫でした。

気づけばずっと曇っていた空が晴れ、光が差し込んできました。
このチャンスを逃してなるものかと、泥だらけの長靴を脱ぎすてて家中の窓を開けて風を通し、押し入れに入っていたプロップスを日に当てて、お腹を空かせて徘徊している犬にごはんをやり、再び長靴履いて堤防のまわりを泥で固める作業をして......と動き回っていると。

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黄色いボルスターが増えている


お昼で作業が中断する間に、栗ご飯を炊きました。
ちょうど堤防をつくったあたりに落ちてきた栗を拾って、ちょっとだけ虫食いとか、割れかけのを捨てるのがもったいないので、むいて炊き込んでみようと思ったのです。今まで作ろうと思ったことはないので、これもヤル気のせいですね。朝練終えてから伐採作業が始まるまでの短時間に皮をむいて浸水しておきました。

土鍋をガスにかけてから洗面所に行ったら、ふと「そうだ、この晴れ間に玄関を掃除しよう」と思い立ち、夏の間は虫が入るのでできなかった大開放モードで掃除をしました。おそろしくヤル気です。が、ふと気づいたら、何か臭い......。

あ、栗ご飯のことを忘れてた!
あぶないヤル気です。焦がしてしまいましたが、山栗がとてもおいしい。ゆでたよりも10倍おいしく感じられました。

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下のほうはコゲコゲ......


3時すぎに伐採作業がすべて終わり、大急ぎで庭を片づけて出かけます。まずは放置されていた部長のご接待から。

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ハーネスなしでも快調さ


そして、自分のご接待にトンボの湯。

ベッドに入れば30秒で眠り、朝になればパチっと目が覚める元の身体に戻り、肉体労働の疲れも一晩眠って解消される。健全さのありがたみを実感する毎日です。