CHAZEN三昧

アシュタンガヨガと禅のある毎日

漢方養生指導士

本日「日本漢方養生学協会認定 漢方養生指導士中級(漢方スタイリスト)」の試験を受けて合格しました。中級の内容というのは、診察、診断、治療、薬学、方剤学、症例検討などを含み、症状を診て適切な漢方薬や養生法をアドバイスするところまでをひととおり学びました。もともと「資格」には興味がなく、資格なくてもすでに漢方喫茶など始めているのですが、一応報告まで。

4月からスクールに通い始め、うまくいけば1年で中級合格と思っていたのが半年でスピード取得できたのは、試験システムが変わったためです。申し込んだ4月時点では年に2回しか試験がなかったのですが、まもなくして委託先で好きな時に受験して即日合格判定が出るというシステムが導入されたのでした。しかもその試験会場が飯田橋という、まさに私に都合のよい展開でして。これもまた見えない力の「後押し」でしょうか。

そうと聞いたら「いらち」な私は、さっさと片付けちまおうと考えたわけです。むかし関西人の友達に言われて初めて知った言葉でしたが、いらちとは、いわゆるせっかち、じっと待ってられない人のこと。

漢方スクールの授業はよく考えて作られた教材と懇切丁寧でわかりやすい講義でしたが、教科書読んだらわかる内容をさらにていねいに説明してくださるので、授業中眠くて眠くて......。それで、中級コースから通信にして、自分のペースでどんどん進んで、2ヵ月足らずで講座の勉強を終わらせたのでした。

ただ、試験となるとさすがに覚えることが多すぎる。
なにせ、シューに処方された漢方薬の名前を3回は聞き直したレベルからのスタートなので、生薬や漢方方剤の名前やはたらきを覚えて、漢方薬約50種類の症状やタイプ別の使い分けまでを頭に入れるのはそう簡単ではありませんでした。暗記ツールを開発して覚えたり、教科書以外の本で症例をたくさん読み込んだりして猛勉強です。

そして、先を急いだのはなるべく早く使いたかったからというのもあります。漠然と学ぶのではなく、具体的に人(犬)と漢方薬が結びつくので、早く実用化したかったのです。練習生に実験台になってもらって漢方養生のカウンセリング実習など、独自の研修トレーニングも始めております。

いつものように、思いついたときにはもうやっているんです。

漢方学ぼうと思い立ったら即学んで、学んだら即使う。

ただ、いらちな人は長生きしないように思います。
静かに流れに乗って進めばいいものを、無駄にエネルギーを使って流れより先に進んでしまうビョーキは、本物の病気とか老化で弱るまでは治らないでしょうね。

さしあたっては、漢方喫茶をより充実させていきますので、どうぞご期待ください。

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認定証が届くのはまだ先


さて、ひとつ片付いたので、漢字だらけからサンスクリットだらけにモードを切り替えて、19日のヨーガ・スートラに備えます。第3章のラスト2回はヨガについての興味深い話満載です。ご参加逃しなくどうぞ。