千葉の田んぼに行く楽しみのひとつが販売所のお野菜。都会でも観光地でもないからか、激安なのにどれを買ってもほとんどハズレがないのです。スーパーの野菜は極力買わず、週に一度群馬から来る出張販売でつないでいる私には大助かり。農協などの枠にはまっていないと、野菜ものびのびと育つのかしらん。
きょうは飛騨からA嬢がマイソールに参加。先月はあの豪雨の影響で来られなかったので久しぶりです。毎回とびっきりおいしいものをお土産にくださるのですが、きのういただいたメールには「今回はトマトだけです」と書いてありました。
それでなんとなく「トマトだけ」をイメージしていたのかもしれません。カウンターに一箱でーん!と置いてあるトマトを見てびっくり。どこが「だけ」やねん?
最後の練習生のバックベンドが終わったところで、さっそくつまみ食いしました(がまんできない)。無農薬ということで、そのままガブっ! それがもう、とんでもなくおいしい! 品種的においしいトマトなのでしょうけれど、ちょっぴり青い匂いがしたりして、そうそうトマトってこんな味だった。
太陽の光をたくさん浴びて、大地の栄養を取り込んだら、こんなトマトに育つのかな。本来の野菜のもつおいしさってきっとこんな味です。生産者が心を込めて大事に大事に育てたら、こういうトマトになるのでしょう。それを考えるとなおさら有り難いおいしさです。
これはお取り寄せしたい......と、畑仕事もせずに都会で暮らしながらそう考える自分の身勝手さが滑稽でした。
盗難事件発生!某嬢がカバンに入れたトマトが!
飲めない、噛めない、でも落としたくなくて、かたまる盗人。