CHAZEN三昧

アシュタンガヨガと禅のある毎日

ひたすら打ち上げます

春先に大入り満員で始まった新しい座学のクラスも、気づけば「あの人々はどこに?」
そのうち「そして誰もいなくなった」?

だんだん人が減っていくのは恒例なのですが、その理由について思いを巡らせて、もうちょっと工夫したほうがよかったかなどと反省はしているのです。もう来年はやらないでおこうかなとかも思うわけです。

ところが、何かが伝わったという感触があると、そんなことはすぐにケロっと忘れて、新しいクラスを作ったりして花火を打ち上げてしまうんですね。ひとりでも花火が見たいと言ってくれたら、もう喜んでバッカバッカ打ち上げちゃうんですよ。アホみたいに。

でも、それでいいのだと、本日の、何かが伝わった感触のあったギータークラスを終えて思ったのでした。私の任務は大勢に伝えることではないのです。たまたまご縁があって、座学のクラスに来てくれたほんの一握りの人たちに、何か今までの考えを覆すようなヒントが与えられて、その人のプラクティスへの理解が深まるのなら、それで十分なのです。

インド思想のようなものは、やはり人によってはまったくピンと来ないものなのでしょう。アシュタンガの練習を気分よく楽しんでいるだけなのに、欲を捨てろとか意味わかんなーいと思う人も少なくない......というか、たぶんそっちのほうが主流でしょう。

どれだけ言葉を尽くして説明しようとも、伝わらない人には伝わらない。これが現実です。周波数が合わないとか、耳ざわりだから消しちゃうとか、まだ準備ができていないということかもしれません。

ところが、なにげない言葉のひとつから、その世界をキャッチして味わうことのできる人もいます。知識の問題ではなく、インド思想波の感度が高い人なのでしょう。ピピピッと伝わってしまうのです。そういう人たちは、私がそう感じているのと同じようなおもしろさを、日常生活や練習において楽しむことができるので、なおさら座学に興味が出てくるという良循環。

このピピピッがある限り、花火を打ち上げます。マイソール練習と同じく、ピピピッが今来てる人もいれば、まだこれからの人もいますからね。こうなったら、人から笑われるくらいやりたいと思います。目指すはデクノボー!


とはいえ、ヨーガ・スートラのクラスは着実に歩みを続けていますし、地味に続けている茶禅会は、固定メンバーが参加してくれているおかげで、それなりに実のある会として存続できています。

そんなもろもろのクラスについては、こちらからどうぞ。
来週24日月曜日の祝日に追加の茶禅会あります!

www.chazenyoga.com

きょうのギーターおやつは、仙台のM嬢が山形から送ってくれた高級ぶどうの詰め合わせ。

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イヌはもらえないけどねー

うまうま! 味覚の秋ですなー。