CHAZEN三昧

アシュタンガヨガと禅のある毎日

侘び飯

田んぼで育てたお米をみんなで分かち合っていただく。
これが田んぼ作業のゴールとして私が楽しみに思い描いていたこと。

ついにその日がやってきました。
本日から数回にわたって、そのお米を練習生と一緒に朝ごはんとしていただくのです。

最初は朝ごはんに合うおかずを考えてみたりもしたのですが、どうせなら何にもないほうがCHAZENらしいような気がして、玄米とお味噌汁、そしてお漬物だけの粗食を供することにしました。削ぎ落としていくのが方向性なのでね。

先日の茶禅会で、禅のこころ、茶の湯のこころ、千利休、侘び寂びが話題に上ったのですよ。それにインスピレーションを得て、侘び茶のように簡素を楽しんでもらう「侘び飯」のおもてなしをしようと考えたのです。が、これ完全に私の頭の中の妄想でした。「侘び」の意味が通じていなかった。


さて、肝心のごはんの仕上がりは......
炊き上がり具合がもちもちねっちりで、失敗とまではいかないまでも不本意な出来。それでも、ごはんもお味噌汁もおかわりして食べてくれたので、大丈夫だったかな。いや、もしかしてがまんして食べてくれた?

たまたま手元にあったティクナットハンの本を引き合いに、マインドフルに食べるということについても話したけど、そういうのウザかったかなあ。おもてなしのフリして、おいしくもないご飯をおいしいものとして食べるように強要したのかもしれないな。うーん、もろもろ反省。


というわけで、侘び飯どころか詫び飯の初日でしたが、次回はがんばります。

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おねだり全開だった部長......もお詫びいたします